仕事先から自宅への途中、
いつも美しい花束が飾られている
ガードレールがあります
嫁いでから13年。
枯れているのを見たことがないですね
ふと思い出すのが
さだまさしさんの
「償い」
という歌です。
たった一度の運転ミスが
多くの者の人生を巻き込んでしまった。
償えど償えど、元に戻ることがないのが
人の命なのだと。
私もハンドルを握る限り
命をおとす可能性もありますが、
逆に奪う事もある。
どんなに気をつけていても
「魔がさす」のが人間なんですね。
誰しも人を傷つけようとは思ってない。
たまたま悪い偶然が重なってしまった‥‥‥
失った者と奪った者。
その日を境に
心の底から笑えているのでしょうか。
悲しみの呪縛というものは
命ある限り
心を解き放ってくれることがないのです
その美しい花は
遺族側の心を
癒しているわけではないかもしれない
けれど、
「それでしか許しを乞う術がないのだ」と
その決して枯れない花束が
私の胸を揺さぶり続けるのです。
「悲しみの連鎖を生み出してはならない」
運転する者へのメッセージとして
この花束の意味を
心に刻んでもらいたいと願います