主人が闘病している期間に、母親が

「息苦しい。なんだか咳がコンコンでるんよ」

と言ってました。風邪ちゃうんー、とも言ってたのですが、レントゲンを撮りに行くと、肺が、サンゴのようにカスカスになっていたようで、至急大きな病院に行くことを勧められました。

母親は、もともと全身性エリトマトーゼス(膠原病)を20年前から患い、長年ステロイドを服用していましたが、最も注意の必要な「膠原病肺【間質性肺炎】」になっていたようでした。あっという間に全身に発疹が出て、ラッシュという状態になれば、余命が2ヶ月だと言われました。

余命2年半と言われた主人よりも、早く母親が逝ってしまうのかもしれない、と思うと、主人よりも正直ショックが大きく、先の不安が押し寄せてきた記憶があります。

大量のステロイドの投与で、峠はこえて、三ヶ月の入院で無事に退院できました。今は一緒に仕事もしていますが、無理は禁物です。

自分にとって、最も大切な人が重なって大病にかかるのは想定外でした。



人生は予測できません。もちろん自分自身も。