泣いてばかりもいられないので、現在の医療にすがるしかない。

抗ガン剤は進歩し続けている。高額医療という素晴らしい制度のある日本に生まれてこれほど感謝したことはないが、保険適応しなければ、一本50万円の点滴をひと月2回することになった。

主人の原発巣は破裂してしまっているので、虫垂は大腸の一部ということもあり、大腸癌の治療を行うことになった。

長い長い抗ガン剤の付き合いとなる。