抗癌剤治療の入院の日は付き添えた。
看護師さんからの質問に、主人は答えられない。
答えを言っても、間違えて伝えてしまい相手を混乱させる天才だ。
こうして半日休暇を取る為には、パートさんに無理してもらう事になり、国会でパートさんの制限に付いて130万の壁に付いて討論されているが、早く成立してくれないかと、強く願っている。
今年度は難しいそうだ。
初回の治療、少し気持ち悪い程度で予定より早く退院出来た。
2週間の予定が5日って、早すぎだ。
あまりに早くて、退院の迎え調整ができず、言われたその日昼休みに慌てて病院へ向かう事になった。
癌センターは、本人が当日退院したいと言うと、意向を聞いてくださる、寄り添い過ぎて家族は大変だ。
退院した翌朝、38℃の熱が出た。
発熱を連絡すると、発熱外来を行なっている医療機関で検査を受けるように指示された。
せめて明日まで入院していてくれたら良かったのにと、夫を責めてしまった。
パートさんに連絡を入れ、その日の人材確保して、職場に休みの連絡をした。
土曜日の医療機関は、インフルエンザ大流行中で予約が取れない、3件目に予約が取れて、検査は陰性で先ずは安心した。
癌センターに報告をすると、抗癌剤の反応だろうから心配要らないと、様子をみるよう指示された。
熱はその日のうちに下がり、こんな事もおこるのかと、後3クールの治療が不安になった。
主人が一人で対応出来るなら、負担に思わなかったのだが、我が家はそれが出来ない、今後の対策を早急にたてないとと頭を抱えた。
そういえば、癌センターは冷たいですね~。
かかりつけ医なのに、みてもらえないとは酷い病院だと、発熱外来の医師からそんな言葉をいただいた。
本当だ、こんな時直ぐ来て下さいと言ってもらえれば、主人一人でも行けたのにと、愚痴る私に、「ごめん。」どんな思いで主人はいたのだろう。
あの時2人で乗り越えるための、心のゆとりが私には持てなかった。
あれから、4ヶ月経つが今だに職場は補充が無い。
おかげで、パートさんの壁問題に直面し、さらに我が家は追い詰められている。