英文解釈をやってみよう!(6)〜解説編〜 | 大学受験 英語勉強法 〜灘高&京大卒 塾講師からの指南〜

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中学受験に失敗…その後懸命に努力し高校受験で灘高に合格! 一時燃え尽き症候群で苦しむも再起し京大合格! 今ではその経験を活かし、塾・予備校講師として主に高校生・浪人生に英語を教える日々。そんな講師が具体的な大学受験の英語勉強法を提示する。

さて前回の英文解釈問題(6)の解説をしていきましょう! 


前回同様、難関大志望者用に簡略な解説をしていきますね。


なので、もし解説でわからない部分がある場合は、どうぞ、このブログのメッセージやFacebookのメッセージ機能から送って頂ければと思います!


なお、[  ]は名詞のカタマリを、(  )は形容詞のカタマリを、<  >は副詞のカタマリを表しています。

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●解説●
<If you live <in a big city(in Japan)>, <especially><in Tokyo>>, you will have many chances(to meet people(from other countries)). Do not let those great possibilities(to practice and improve your language ability)pass.



《第1文》
If ~ Japanが副詞節、in Tokyoが副詞句、youがS、will haveがV3、many chancesがOとなっている。


to meet ~ countriesはchancesに修飾する形容詞的用法。なお、”a chance to do ~”で「~する(ための)機会」と訳し、"the chance of doing ~"で「~する(という)可能性」と訳すことが多いことも覚えておこう。


なお、especiallyは"名詞, especially 名詞"や"副詞, especially 副詞"という『同格』のような形で使えることも知っておこう。


《第2文》
letがV5、those great possibilitiesがO、passがCとなっている。


このようにletが”let O do ~”という形で使うのは必須知識。


実際に考えるときは「letがあるから第5文型(SVOC)で使っているに違いない」と考えてC部分の原形Vを探しに行くというスタンスを持っておきたい


"let O do ~"で訳は「Oに~させる」「Oが~するのを許す」。しっかりと後者の訳まで頭に入れておこう。


なお、to practice ~ abilityはpossibilitiesに修飾する形容詞的用法。


よって訳の形としては「~する可能性が通り過ぎるのを許してはいけない」というのが直訳となり、そこから「~する可能性を逃してはいけない」と訳せばよい。



●全訳●
もしも日本の大都市、ことに東京に住んでいれば、よその国々の人々と会う機会が多いだろう。あなたの言語力を実践し向上させるこうした素晴らしい可能性を逃してはいけない。