無責任なベテラン講師を一刀両断。本当に伸びる指導を | 大学受験 英語勉強法 〜灘高&京大卒 塾講師からの指南〜

大学受験 英語勉強法 〜灘高&京大卒 塾講師からの指南〜

中学受験に失敗…その後懸命に努力し高校受験で灘高に合格! 一時燃え尽き症候群で苦しむも再起し京大合格! 今ではその経験を活かし、塾・予備校講師として主に高校生・浪人生に英語を教える日々。そんな講師が具体的な大学受験の英語勉強法を提示する。

先日も書いたように、継続して生徒から成績を見てのアドバイスを求められています。


その関連として『無責任なベテラン講師を一刀両断。本当に伸びる指導を』ということについて書いていこうと思います。

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●生徒の人生の一端を担っているという意識を持つ●
先日も書いたように、継続して生徒から成績を見てのアドバイスを求められています。


ただその日は、朝に出講するだけで、昼からは別の校舎で授業があるので、一挙にたくさんの生徒の相談に乗ってあげることができないのが残念ですが…。


そんな時間のない中、休み時間の短い時間でもいいから相談したいと言ってくれる子もいます。


その1人は別の長文読解担当の先生にも相談しているようです。


確かにその子の成績は非常にマズイものでした。正直言って1年で医学部に合格することがなかなか想定できないほど厳しいものでした。


それでも現状を受け止め、恥ずかしい気持ちを押し殺し、なんとか夏に学力を少しでも上げるべく講師に相談をしに行ったわけです。


ただこの長文読解担当の先生のアドバイスがあまりに酷すぎて悲しくなってしまいました…。


確かにその先生が知っている参考書の中では良い参考書を紹介したのかもしれません。


でも模試の結果を見せてもらう分に、明らかにその子のレベルとは乖離しているわけです。


明らかにオーバーワークである上に、継続できるとも思えない参考書を紹介しているのです。


そんなものをこれから夏期講習に入って、自学自習時間も普段よりもあるかもしれない生活に突入する子に紹介したら、9月に入って「先生、あの参考書難しくて全然出来ませんでした。だから、思ったより英語の勉強できなかったんです…」なんて言われるのが目に見えています。


きっとその先生からすれば、そこまで関心がないのかもしれません。


生徒の人生にも参考書の種類にも。


でもその生徒からすれば、「先生が良いと言うんだから、良いものに決まってる!」と思い込んで、「自分の学力が足りないからこの素晴らしいと言われる参考書もできないのかな…」と自分を卑下してしまうかもしれません。


その結果、「やっぱり英語は僕には無理かな…」なんて思ってしまうかもしれません。


それによって英語が苦手かつ嫌いになってしまうかもしれません。


そんな負のループの中に生徒を入れてしまうことは絶対にしてはいけません!


そのベテランの先生にはごめんなさいですが、その子にとって無意味なものを紹介しているので一刀両断させてもらいました。


もちろん、生徒にはその参考書がどういうものかの内容説明をした上で、今やるべき時期ではないこと、代わりにやるべき作業を伝えました


ただちょっと時間の制約があり、どういったペース、詳細なすべき作業リストを伝えることはできなかったので、また次の週に来てもらうことにしました。


でも、毎回のように思います。


これが予備校講師の現状なのでしょうか? 自分の給料さえ稼げれば、生徒の人生は関係ないのでしょうか?


生徒がいないときの講師室でも講師同士の会話を聞いていると、到底生徒の人生の一端を握っているとは思えない講師の方々も非常に多いのです。


でもヘコんでもいられないですね。そんな無責任な講師から生徒の人生を守るためにも、僕にできることを一歩一歩していきたいですね!