英文解釈をやってみよう!(4)~解説編~ | 大学受験 英語勉強法 〜灘高&京大卒 塾講師からの指南〜

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中学受験に失敗…その後懸命に努力し高校受験で灘高に合格! 一時燃え尽き症候群で苦しむも再起し京大合格! 今ではその経験を活かし、塾・予備校講師として主に高校生・浪人生に英語を教える日々。そんな講師が具体的な大学受験の英語勉強法を提示する。

さて英文解釈問題(4)の解説をしていきましょう! 


前回同様、難関大志望者用に簡略な解説をしていきますね。


なので、もし解説でわからない部分がある場合は、どうぞ、このブログのメッセージやFacebookのメッセージ機能から送って頂ければと思います!


なお、[  ]は名詞のカタマリを、(  )は形容詞のカタマリを、<  >は副詞のカタマリを表しています。

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●解説●
<In Peru, Chile, and Brazil>, some areas(<once> covered with forests)<now> look like the moon. <In India>, some land has been so <badly>damaged <by farming and tree cutting><that mud <now> slides into the Indus and Ganges rivers>.


《第1文》
In ~ Brazilは前置詞+名詞で副詞句となり、some areasがS、look likeがV3、the moonがOとなっている。


その間にあるonce covered with forestsはcovedが”be covered with ~”「~で覆われている」という熟語からもわかるようにp.p.形で、areasに修飾している。


《第2文》
some landがS、has been damagedがVとなっている。


さらにso badly damaged ~ that …で”so 形容詞・副詞 that SV ~”構文を作っており、前から訳せば「とても形容詞・副詞なので~」、後ろから訳せば「~する・できるほど形容詞・副詞」となるが、今回はS部分がsome landとなっており「~する…もある」と訳した方がよいことから、”so 形容詞・副詞 that SV ~”構文は後ろから訳した方がよい。


読解のポイントとしては『"so+形容詞・副詞"を見たらthat節・asを探せ!』というものである。


なお、"so+形容詞・副詞"の後ろにasが来ているときは『原級』と判断できるので、前に否定語があることを確認すること。



●全訳●
ペルーやチリやブラジルでは、昔は森林で覆われていた地域が、今では月の表面のように見えるところもある。インドでは、今では泥がインダス川やガンジス川にずり落ちてしまうほど、農耕や伐採でひどく荒廃している[損害を与えられている]土地もある。