英文解釈をやってみよう!(2)~解説編~ | 大学受験 英語勉強法 〜灘高&京大卒 塾講師からの指南〜

大学受験 英語勉強法 〜灘高&京大卒 塾講師からの指南〜

中学受験に失敗…その後懸命に努力し高校受験で灘高に合格! 一時燃え尽き症候群で苦しむも再起し京大合格! 今ではその経験を活かし、塾・予備校講師として主に高校生・浪人生に英語を教える日々。そんな講師が具体的な大学受験の英語勉強法を提示する。

さて前回の英文解釈問題(2)の解説をしていきましょう! 


前回同様、難関大志望者用に簡略な解説をしていきますね。


なので、もし解説でわからない部分がある場合は、どうぞ、このブログのメッセージやFacebookのメッセージ機能から送って頂ければと思います!


なお、[  ]は名詞のカタマリを、(  )は形容詞のカタマリを、<  >は副詞のカタマリを表しています。

$教育に生きる! 灘高&京大卒 塾講師が、グローバル化社会を生き抜く人材を本気で養成するブログ


●解説●
<According to Erikson>, <during the later period of infancy> the mother, or other primary caregiver, becomes the protective figure(on whom the child depends <for security>).


according to Eriksonが前置詞+名詞で副詞句、during ~ infancyが前置詞+名詞で副詞句、the mother ~ caregiverがS、becomesがV2、the protective figureがCとなっている。


on whomは前置詞+関係代名詞で、onを後ろに戻すと、”depend on A for B”で「AにBを依存する」という熟語が見つかる。forを「~のために」と訳さない点に注意。


読解のポイントとしては『前置詞+関係代名詞を見たら、①前置詞を後ろに戻して熟語を作らないか確認する→②熟語を作っていなければ、原則前置詞の訳は不要で、関係代名詞以降を先行詞にかけて訳す』というものです。


また、lateが「ある時間枠の後ろの方」というのが根本の意味であることがわかっていると、the later period of infancyの意味はつかめるはず。



●全訳●
エリクソンによれば、幼年期の後期には、母親もしくは他の主な保護者は子供が安全を依存する守護者になる。