人に説明できるレベルにまで復習する重要性 | 大学受験 英語勉強法 〜灘高&京大卒 塾講師からの指南〜

大学受験 英語勉強法 〜灘高&京大卒 塾講師からの指南〜

中学受験に失敗…その後懸命に努力し高校受験で灘高に合格! 一時燃え尽き症候群で苦しむも再起し京大合格! 今ではその経験を活かし、塾・予備校講師として主に高校生・浪人生に英語を教える日々。そんな講師が具体的な大学受験の英語勉強法を提示する。

前回『復習』という考えが重要で、まずは『できる感を高めていく』ことが大事だと書いていきました。


そこで今回はその次の段階、『人に説明できるレベルにまで復習する重要性』について書いていこうと思います。

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●人に説明できるまで徹底的に復習する●
先日も書いたように、『何事も即日にできることなんてない』のです。


ましてや勉強という限定をすれば、確実に蓄積によって身についていくものです。


確かに「天才」という存在しますが、それでも何もしなければその才能は発揮されません。


やはり、何度も自分の能力をアウトプットすることによって本当の力へと変わっていくのだと思います。


出身高柄、「天才」と呼ばれる人たちは何人も見ました。


しかし全員に共通しているのは、徹底したアウトプットをしているという点です。


ただ受験ともなると「なんとなくできる」ではあまりに怖すぎます。


「確信を持ってできること」というのをどんどん増やしていく必要があります。


そこで重要になってくるのが勉強の基本、『復習』です。


この『復習』では未知の知識を増やしていくことは当然しなければなりません。


1回聞いただけですべて頭に入れば苦労しないですから、何度も見て読んで頭に叩き込んでいく必要があります。


さらに、既知の知識だと思われるものでも、新しい視点が手に入る可能性も十分にあります。


もしすべてのことを知っているなら、人に説明できるレベルにまで自分の中で消化していきましょう。


内容の習得率はひたすら受動的に授業を聞いているときは低いものです。


しかし、ひとたび人に教えられるまで消化しようとすると、一挙に習得率が上がっていきます


この習得率の開きには目を見張るものがあるほどです。


そこで人に説明できるレベルにまで吸収できれば、次の項目へと移っていき、同じレベルまで上げていきましょう。


ただこれには時間がかかります。


やはりこれも経験値が物を言うところですよね。


であれば、『復習』も『何度もする』必要があると思います。


例えば、英語の長文を復習する場合も、1回読んで終わり、1回解いて終わりではもったいなさすぎます。


何度も音読、黙読する中で、解く際にポイントになった部分はもちろんのこと、それ以外にも拾えるポイントは山のようにあるはずです。


それこそ、そのポイントがすべて頭に入るまで、何度でも読み込んでいっても良いと思います。


講師をしている僕も、何度も同じ教材を教えていくことによって、新しい学びというのを得ることもあります。


1回目で気付かなかった視点に、10回目で気付くときだってあります


もちろんそんなことがないようにと思って予習はしても、やはり時間が経てば自分も成長します。


その結果、見る視点が変わり、新しい気付きを得ることもあるわけです。


でもこれは、何度も同じものでも関係なしに研究しているから気付くわけです。


講師の僕たちですらそうなのですから、学習者であれば絶対に新しい発見があるはずです。


大きな目標、『友達に聞かれても説明できるレベルにまで復習する』ということを心に決めて、『徹底的な復習』を行っていってほしいと思います。