バランス良く勉強することの重要性 | 大学受験 英語勉強法 〜灘高&京大卒 塾講師からの指南〜

大学受験 英語勉強法 〜灘高&京大卒 塾講師からの指南〜

中学受験に失敗…その後懸命に努力し高校受験で灘高に合格! 一時燃え尽き症候群で苦しむも再起し京大合格! 今ではその経験を活かし、塾・予備校講師として主に高校生・浪人生に英語を教える日々。そんな講師が具体的な大学受験の英語勉強法を提示する。

さて、すっかり国公立大前期入試も終わって、生徒ものんびりする人、後期に向けてまだまだ頑張る人など様々です。


最近はずいぶん後期試験を実施する大学も減ってきたので、特に上位層を狙う子たちからすれば、前期一本勝負という子も増えてきているように思います。


さて、そんな中、後期試験に向けてのアドバイスを求めに来たり、いったん前期試験が終わってほっとした安堵感を見せに来たりと、様々な理由で僕のもとへやってきてくれました。

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●バランス良く勉強することの重要性●
そんな中やはりしみじみと感じたことがあります。それは『バランス良く勉強することの重要性』です。


十分に合格するだけの学力を持っていたとしても、本番の試験でそれが必ずしもうまく出せるとは限りません。


もともと数学の力は非常にあるにも関わらず、いつもとは出題形式が少し違ったことにより少々の戸惑いが生じ、その結果普段通りの力が出せなかったと思っている子もいます。


その一方で、東大受験者などは数学が非常に厳しかったという印象を持っているようで、実際に理科Ⅲ類志望者の中でも数学に関してはできる方の子も、なかなか苦戦を強いられたようです。


しかし、このように普段の学力がしっかり出せないような状況だとしても、他の教科でしっかり点を稼げるだけの学力を持っていれば救いはあるわけです。


実際に、数学でちょっとマズイかなと思っていたとしても、英語ができたことによってずいぶん精神的なゆとりが持てたということも話していました。


もともとその子たちは英語が特段得意だったわけではありません。しかし、数学などの理系教科だけが強い状況では何かが起こったときに非常に困った事態になるということを早くから認識し、しっかりと英語に対する対策も行なってきたことが功を奏したのだと思います。


いかなる大学であったとしても、上位の大学を狙うのであれば、もっと言えば自分が目指す大学が自分の力から考えてチャレンジだと思える状況なのであれば、『バランスも重視した勉強を行なう』ことが重要だと思います。


もちろん得意教科を、自分の志望校の入試のレベルを見下ろせるレベルにまで上げていこうとする努力も重要だと思います。それに、人間どうしても得意教科をどんどん進めていく方が楽しいし楽でもあると思います。


しかし入試を攻略していく以上、『苦手教科に対して徹底的にまで目をつぶる』ということは絶対にダメだということも言えると思います。


来年・再来年受験するような人には、そしてそのような生徒を指導する人には、そういった『バランスも重視した教育』というのも行なっていってほしいと思います。