自宅で過ごせる最終日。 | 生存率5%にかけた夫婦の闘病記(二人三脚で病に打ち勝つぞ!)

生存率5%にかけた夫婦の闘病記(二人三脚で病に打ち勝つぞ!)

32歳で自分の腎臓癌が見つかり、手術も成功してホッとする間もなく
今度は最愛のダンナさんにスキルス胃癌が!!
2年1ヶ月の闘病を終え、ダンナさんは旅立ちました。
ダンナさんとの想い出と1人娘との生活について書いてます。

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自宅で過ごせる最終日。

今日は急遽お店をお休みにし、父親孝行をしました。

午前中に実家に顔を出すといつも通りの父の顔。

そうだよね・・・、まだ父にはショートステイの話をしていないんだよね。

胸が傷むな・・・。

朝の薬を飲ませ、着替えをして(なかなかパジャマから着替えてくれず)出発。

母のお墓参りに行きました。

暑かったので掃除してお参りしたら、早々に引き揚げてランチへ。

奮発して鰻にしたら、好きな鰻だけを食べていました。

でも嬉しそうだからヨシとしよう。

その後本人は面倒がっていたけど、半強制的に床屋に連れていきました。

月イチで通っていたのにここ2か月行ってなくて、床屋の女将さんに心配されました。

事情を話ていつもより短めにカットしてもらい、サッパリとした頭に。

帰宅した後は疲れたらしくしばらくは昼寝してましたが、夕方から不穏になり、落ち着く薬を飲んでもらおうとしたら投げ捨てたり、イライラしてしばらく落ち着かず。

散歩に行くと言うので様子を見ていたら、玄関の鍵の開け方もわからなくなってました。

危ないので一緒に散歩に付いていきましたが、足元がおぼつかずよろめくことも多々。

そんな様子を見ていると、施設に入る決断は間違えてないと思うのですが、やはり心が痛む。

致し方ないとは思うけど。

ごめんね、お父さん。

お父さんの意見を聞く前に決めて。

本当は自宅でみてあげたかったけど、育児に仕事に家事に自分の病気で、お父さんまで背負うことは出来なかった。

私のこと忘れていいから、新しい施設でみんなに愛されて、幸せに過ごしてくれたらいいな。

・・・。

ダメだ、感傷的になっちゃうね。

明日のお見送りは行きません。

泣いちゃうから。

日本のお城が好きな父に、お城の雑誌を買ったので、兄嫁さんに頼んで持たせてもらうことにしました。

少しでも多くの時間を、父が笑顔で過ごせますように・・・。