護ってくれてる | 生存率5%にかけた夫婦の闘病記(二人三脚で病に打ち勝つぞ!)

生存率5%にかけた夫婦の闘病記(二人三脚で病に打ち勝つぞ!)

32歳で自分の腎臓癌が見つかり、手術も成功してホッとする間もなく
今度は最愛のダンナさんにスキルス胃癌が!!
2年1ヶ月の闘病を終え、ダンナさんは旅立ちました。
ダンナさんとの想い出と1人娘との生活について書いてます。

おはようございます。

今日も寒い朝になりました。

昨日は主人との約束をはたしに
娘を連れて東京までお出掛けしてきました。

最初は大丈夫だろうと思っていたけど
何度も主人と通った場所なので
想い出がいっぱいすぎて…。

何を見ても涙が出てくる。

そりゃ~そうだ。

考えたら主人が亡くなって、まだ4日だものね。

でも悲しさと寂しさの中歩いていると、
不思議と友人、知人に会うんです。

それもやはりご家族を亡くされている方なんです。

お一人は娘の合唱団関係の方で
ご自身が5歳の時、お父様をなくされていて。

「娘っちちゃんの気持ちは私は経験してるので、
痛いほどわかりるので、サポートしていきます」

「合唱団にはたくさんの仲間がいるし、
仲間には幅広い年齢の方がいるから、家族ですよ」

と言っていただけました。

もうお一人は、昨年14歳の息子さんを亡くされている方。

スーパーでとぼとぼ買い物をしていたら
「あー!」という感じで会って。

「辛いけどいつでも話しは聞けるから、無理しないで」と。

自宅に帰ってからも、今年1月に骨肉腫で亡くなった
Aくんのお母様や
リア友でやはり大切な宝を亡くしている友人から電話をもらい。

みんな共通しているのは、
その悲しみから立ち上がり、
乗り越えていった強さがあり
そして今すごく幸せそうなことです。

彼女達を見ていると、
今私は悲しみと寂しさでいっぱいだけど、
いつか彼女達みたいに笑える日が来る、
そして乗り越えられたら、今度は彼女達みたいに支える人、励ます人になろう、
悲しみのドン底にいる人達の
希望の光になろう!と思いました。

こうやって彼女達に同じ日に会わせてくれたり
連絡してもらえたのは
ダンナっちが私を励まそうとしているのかな、と感じました。

この世に肉体はなくなったけど
こうやって私を護ろうとしてくれてるんだね。

ありがとう、ダンナっち。

あなたの優しさが、こうやって近くで感じられるのが
本当に嬉しいよ。

私は愛されてた、ではなくて、
今も愛されているのね。

ありがとう。
ありがとう。
ありがとう。

生存率5%にかけた夫婦の闘病記(二人三脚で病に打ち勝つぞ!)-2011101922280000.jpg

生前、家族旅行で行った北海道にて。