被ばくのお話☆東京大学放射線治療チーム☆
今日も、放射線治療チームのツイートより、お勉強をしていきたいと思います!
極端なケースですが、全身に4シーベルト(4000ミリ、400万マイクロ)
の被ばくが起こると、2ヶ月後に半分の確率で人間は死亡します。
(無治療の場合)
もちろん、このような“超大線量”の被ばくは例外中の例外ですが、
日本でも、12年前に起こっています
実際には、全身の被ばくでも、1シーベルト以下の線量では、
ほとんど症状は現れません。
それでも0.25シーベルト(250ミリ=25万マイクロ)を超えると、
検査での数値に白血球の減少が出てきます
ふむむ。
なるほどーーー!!
今回の作業員の方の2~6シーベルト・・・ってことは、もしや!
とおもったけれど、服のおかげ(?)でだいじょぶだったのかな?
臨界事故って、聞いたことはあったけど、実際にはどんなものだったのか
全く知らなくて・・・。
臨界事故でぐぐってみました。
↓
1999年 9月30日 、JCOの核燃料加工施設内で核燃料サイクル開発機構 の
高速増殖実験炉「常陽 」向けの燃料加工の工程中に、ウラン 溶液が臨界状態 に
達し核分裂連鎖反応 が発生。この反応は約20時間持続した。
これにより、至近距離で致死量 の中性子線 を浴びた作業員3人中、2人が死亡した。
事故は、製品であるウラン溶液(硝酸ウラニル )を均質化する工程で発生した。
溶液は本来、中性子 が外に抜けやすいよう細長く作られた
(形状制限された)「貯塔」で均質化を行う事になっていた。
しかし、実際には「沈殿槽」と呼ばれる、ずんぐりした形状で、
周囲を冷却水のジャケットに包まれた装置を使用したために、発生した
中性子による反応の確率が高くなり、臨界状態に至った。
この場合は、明らかなる人為的ミスが元だったんですね・・・。
危険なものなんだなあ、本当に。
今回、まだまだ作業が長期化しそうです。
作業員の方の安全が、とっても心配だなぁ。
そして、福島県はどうなるんだろう???