ハロコンは足し算のアイドルエンターテイメントの最高峰 | 今酔の肴

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令和元年の始まりとなり、奇しくもハロー!プロジェクト元年(個人的)となった2019年。その年の終わりと共に悲しいニュースが飛び込んできました。

金光留々さんのハロプロ研修生としての活動終了。

重力を感じさせない軽やかなダンスと、表情を全開に駆使して歌うあの姿がもう見れないなんて・・・

次のデビュー候補として結成された『ハロプロ研修生ユニット』のメンバーだけに驚きを隠せませんでした。

個人的にこの五人がそのままデビューする姿を待ち望んていて「これは最高のバランスだ!」と課金しまくる準備すら出来ていただけに・・・

 

その悲しみの傷が癒えないまま、また悲しいニュースを知りました。

こぶしファクトリーの解散。

幾度の困難を乗り越えてきたからこそ出来るであろう、あの五人の歌とキャラクターのバランンス。

今ハロプロとして、いや、全てのアイドルの中でも一番脂が乗ってるグループこそ、こぶしファクトリーなんじゃないか?と思っていただけに驚きを隠せませんでした。

あの五人が歌って、踊って、ハモる姿が見れる期間があと三ヶ月もないなんて・・・

 

いや、ちょっと待てよ。

なにか違和感を感じる。

冷静になろう。

 

もしかして、もしかしてだけど、単純に五人グループのアイドルが自分は好きなだけじゃないのか?

五人グループのアイドルに飢えてるだけじゃないのか?

たしかに最近そういうグループが少ないような・・・

気になったので複数のアイドルを抱える三つの事務所で調べてみました。

 

ハロー!プロジェクト

・モーニング娘。’20  14人

・アンジュルム      10人

・Juice=Juice     8人

・こぶしファクトリー 5人

・つばきファクトリー 9人

・BEYOOOOONDS   10人

・ハロプロ研修生     22人

 

スターダストプラネット

・ももいろクローバーZ  4人

・私立恵比寿中学      6人

・TEAM SHACHI     4人

・たこやきレインボー    5人

・ばってん少女隊      6人

・ときめき♡宣伝部     6人

・はちみつロケット     6人

・アメフラっシ       4人

・ukka          6人

・いぎなり東北産      9人

・CROWN POP     6人

・B.O.L.T        4人

 

ディアステージ

・でんぱ組.inc        6人

・虹のコンキスタドール 12人

・ディア☆         3人

ENGAG.ING              5人

・ChuOh!Dolly     6人

Mi☆nA        2人

・AIKATSU☆STARS!   7人

・STAR☆ANIS      7人

・虹のファンタジスタ    10人

・リルネード        3人

 

こうやって並べて見ると五人組はおろか奇数グループが少なくて偶数グループが多い事に驚く。

五人組のアイドルって多いイメージだったんだけど、それって有象無象のカラフルな五人組半地下アイドルグループ勃発のイメージに捕らわれてたってだけだった事に気づきます。

 

そりゃそうだよな、五人だと必然的にセンターが生まれてしまう。それは五人組みに限らず奇数グループ全てに当てはまるわけで。

そこに生じるギスギスした何かを回避する為に大手のグループは偶数にしている部分も多いような気もします。

でもそういうギスギスした部分を妄想して勝手に補完するのが好きなんだよ!

ダンスの話にも言える。偶数による均等なフォーメーションのダンスも好きだけど、奇数によって生み出された扇型のフォーメーションダンスが好きなんだよね。好きだ!

でもそれってやっぱり絶対数が少ないからなのかな?

天邪鬼な血がさわぐ。

 

俺はダラダラと何を書いているんだろう?

この記事を書く時、一番最初に書いた一文。それがタイトルにもある「ハロコンは足し算のアイドルエンターテイメントの最高峰』だった筈なのに。

なんで奇数グループのアイドルが好きって話になったんだろう?

五人組か・・・

 

それってやっぱり幼少期に刷り込まれた戦隊モノのイメージが大きいんだよね。アメリカでは給食にマクドナルドを提供することで幼少期の刷り込みを・・・

なんの話をしているんだろう?

戦隊ヒーローよりも今の仮面ライダーゼロワンを見てくれ!

って、またまたなんの話をしているんだろう?

 

ハロコンは足し算のアイドルエンターテイメントの最高峰だろ?

 

新年のハロコンを経験し、計四回のハロコン経験者に自分もなれました。

前回のハロコン初参戦時にもハロコン衝撃のアレコレを書こうと思ったんです。

でもそれは叶わなかった。未熟者たる、ハロコン初心者たる所以です。

でも文章は生物です。鮮度が落ちないうちに書き記しておかなきゃいけない事がある。

という事で、初心者の自分がハロコンを見て感じたことを書き記していきたいと思います。

 

ハロコンが足し算のアイドルエンターテイメント、なぜそうのようなことを思ったのか?

それはハロコンというあの空間でしか経験できないいくつかの要因が物が大きいと思います。

 

まず、あのギラギラとした照明。

正直コンサートとしてはやり過ぎな照明。例えるならテレビの収録に近い照明。全ての物をギンギラギンに照らしてこちらの視力を麻痺させてきます。

そして矢継ぎ早に出てくる演者の数々。一つのグループが歌っている状態で客席に一組み、ステージに一組み、そのバックに一組み。調子に乗ってくると曲の途中でまた違うグループが出てきたりする。

ハロオタの視力の心配すらしてしまいます。

 

例えるならテレビの歌謡ショー。

ひな壇システムも、その最たる要因だと思います。

矢継ぎ早でとにかく情報量が多い。

 

矢継ぎ早と言えば曲の繋ぎも素晴らしいです。

グループとグループの曲間の繋ぎ。曲と曲の繋ぎに空白はありません。信じられますか?人の動きってのを完全に無視しています。曲の終盤、最後のワンフレーズを歌う頃には該当グループは既に掃けていて最後のワンフレーズは次の曲を歌うグループが歌ってたりします。

流れるような曲の繋ぎがこちらの聴力を奪います。

とにかくとにかく情報量が多い。

 

聴力と言えばPAの存在も忘れてはいけません。正直やり過ぎです。普通のライブでは耳が痛くなるぐらいの調整です。

でも、その調整がハロコンという箱では何故かピタッと収まるんです。

過去何度もアイドルのライブではPAに文句を言ってきました。

特に中野サンプラザという箱ではそれが顕著でした。

一言だけ言わせてください。中野サンプラザで行われるハロコンの音響は完璧です。

 

以上のようにハロコンでは聴力と視力を奪われます。

正直ファミリー席(着席必須)じゃなかったら体力がもたなかったでしょう。

隣に座っていた友人はあまりのエンターテイメントの応酬に身体が拒否して睡眠をしていました。あのナイスガールトレイニーを見ずに!

 

ナイスガールトレイニーと言えばやはり歴史を語らずには居られないですね。

ハロコンには必ず歴史を振り返るシャッフルユニットのコーナーがあります。

正直、今の若者にはキツイコーナーなのかもしれません。

でも自分は違います。どちらかと言えばハロプロに熱心な先輩方の年齢に近いです。

 

正直、知らないものを知りたいって欲のない今の若者にはキツイコーナーなのかもしれませんが、自分は違います。

ナタリーの記事で吉田豪さんが言っていました。渋谷系とはディグ文化だと。

参考ー吉田豪が語るアイドルソングとの親和性 「渋谷系は無価値なものに価値を与える文化」

 

渋谷系末期のDJ文化に触れた自分には、その「知らないを知れるという」行為が嬉しいんです。

ハロプロの曲を一から勉強する事にワクワクします。なんならハロプロの好きな曲をこのブログで50曲羅列する未来の自分の姿が見えます。

掘りたい、掘って自分の好きを見つけたい!

 

話が逸れました。

視力聴力を奪い、もちろんそれに付随する体力も奪う。

体力を奪った先に見える何か、それがハロプロの魅力なんじゃないかと思います。

それだけじゃありません。歴史の上に積み重ねなれた沢山の情報。それによって奪う脳の体力。それさえ奪うのがハロプロの魅力なんじゃないだろうか?

 

数年前に「ガンギマリ」という言葉がドルオタ界隈で流行りました。

原宿駅前パーティーズ界隈で使われた言葉がこれなんですが、ここで合点がいきました。

あれってハロプロを参考にしていたんじゃないかってね。

ハロプロの演出に距離の近さを足したのが原駅だったんじゃないかって。

 

ハロプロの話に再度戻します。

やはり数の力って凄いです。

あれだけの人数を矢継ぎ早にステージに代わる代わる出して、クオリティーを保たせる事って容易じゃないと思います。

ステージとして提供された料理以外の部分を楽しみたい心情の自分、あのステージを作り出す過程を想像するだけで御飯三杯、ビール三杯いけるような気がします。

とんでもないレッスンの努力、演出の努力の跡が見えるんです。

あの情報量の多さを実現できるステージの魅力こそハロコンじゃないのかって・・・

 

以上のことを踏まえると、ハロコンが足し算アイドルエンターテイメントの最高峰という結論に至った次第であります。

そんな足し算エンターテイメントの中でも更にハミ出したアイドルを見つけたので最後に紹介したいと思います。

 

その名前は“岡村ほまれ”さん。モーニング娘。の新メンバーの一人です。

彼女の何がハミ出して居たのか。

それはダンスです。

それは多人数アイドルグループとしては欠陥になるのかもしれません。否定したい人もいるかもしれません。

アイドルのダンスはきっちり揃ってこその文化。そうかもしれません。

そういうのを許すのはスターダストのアイドルぐらいなような気もします。

自分がアイドルにハマったきっかけがももクロだったから好きなのかもしれません。

だからこそ、いや、関係ない。とにかく、兎にも角にも、全力なんです。

「全力ダンス」、一時期死にたくなるぐらい聞いて、最終的にもはや嫌いにすらなってしまった言葉、それが全力ダンスです。

 

若さ、若さがそうさせるのか?それもあると思います。

それは自分には長所です。美味しいです!

年齢を味わって何が悪い!

言わせてください。全てです。全ての曲で全力なんです。

自分のグループの曲はまだしも、バックで踊る他のグループの時も全力なんです。

なんならSEで曲が鳴ってる時も全力なんです。しかもその全てで歌詞を口ずさんでるんですよ!

最高です。それは最高なんです。

 

聞こえました。彼女の声が聞こえました。

歌うこと、ダンスを踊ること、ステージに立つことが楽しくって仕方ないんです。

妄想です。ただの妄想ですが、そんな声が聞こえてくるぐらいのダンスや振る舞いがそこにありました。

 

次のハロコンには、こぶしファクトリーとあの五人のハロプロ研修生ユニットは居ません。

でも岡村ほまれさんが居ます。正直、推すとかそういうのでは無いです。

でも普段から成長期限定ユニットを推してる自分は、岡村ほまれさんの成長が楽しみで仕方ありません。

途中で挫折したって面白い、途中でぐれたって面白い、途中で無難に落ち着いたって面白い。

 

足し算アイドルエンターテイメントという言葉を岡村ほまれさんに背負わせてもいいんじゃないかって思えた。最終的にそう思えたのが新年のハロコンの感想でした。

 

薬物関係で悪い噂があります。たとえそれが本当だったとしても、今のハロプロにはそんなに打撃は無いんじゃないかと思います。

それぐらい勢いがあります。それが良いか悪いかは別として、今のハロプロにはブレイク前夜の新日本プロレスに近い匂いすら感じます。

ファンクラブでしかチケットが取れなくなる前に存分にハロコン楽しもうと思います。

そりゃファンクラブに入った方が幸せ何だろうが、自宅に色々届くのが一歩踏み出せない要因なんだよ・・・

 

さ〜って、色々書いたし今夜はハロプロ研修生のラジオでも聞いてぐっすり寝ようかね?

やっぱりアイドルは酒の肴になる!

ハロプロ、結局好きになってしまったよ!ハロプロ、結局好きになってしまったんだよなぁ・・・

 

そうなんだよ!

安易な言葉は使いたく無いけどそこは沼、さくら学院もそうなんだよ!

沼には沼の理由がある。そこに住む何かがある!

 

 

こぶしファクトリーとハロプロ研修生やっぱ良いなぁ・・・

今は繁忙期で忙しい時期にどうやってこぶしファクトリーの為に休みを取るか考えています。

さくら学院の卒業式の次の日に見るこぶしファクトリーの最後のライブ、想像しただけで最高の年度末じゃないですか?

人が集まる場所にはそれだけ理由があるんです。今まで食わず嫌いで良かった!

まだまだ知ることが多いことに幸せを感じています。

ハロプロ、酒が進むぜ!!!