映画『ドクター・スリープ』を観た話 | 今酔の肴

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スタンリー・キューブリック監督の『シャイニング』がそんなに好きか?って言われたら「別に……」そう答えると思います。

でも『レディ・プレイヤー1』のあのクエストシーンには凄く感動したんですよね。

それは多分きっとキューブリックが創り出したあのビジュアルや世界観が無意識に脳裏に焼き付いてたからだと思います。

 

一方、原作のスティーヴン・キングはあの『シャイニング』が大嫌いで、なんならその後に自分で『シャイニング』を撮り直したと……

スティーヴン・キング、ストレンジャー・シングスにハマって以降(原作ってわけではないですが)彼の作品を下敷きにした映画を掘る日々、日々掘る(小説読めや)

 

その二つが重なる。

ということで、映画『ドクター・スリープ』を観てきました。

いやー面白かった!面倒くさいタイプの人間なんで勿論スティーヴン・キング、スタンリー・キューブリック両方のシャイニングについてある程度の知識を得てから行ったのですが、スティーヴン・キングのファン、スタンリー・キューブリックのファン、二つに割れた両方のファンが納得する形、文字通り『シャイニング』の続編だった事にとても感動してしまいました。

 

映画を観ている最中にトイレに行きたくなることはあまり無いのですが、冬の気温がそうさせるのか、ホラー映画の空気感がそうさせるのか、劇場に入る前にしっかりトイレに行ったにもかかわらず、なぜか尿意がずっとあったんです。

 

しかしある二人が対立シーンでなぜか涙が止まらくなり、『レディ・プレイヤー1』のクエスト以上の物が画面に映りだしてからからは笑顔が止まらなくなり、そして尿意だけはなぜか止まった!

 

尿意が止まる映画なんて聞いたことあります?それだけで良い映画だったって証拠です。

 

あの映画見たのにそんな事しか書けないの?

画面の向こうからそんな声が聞こえたような気がします。

じゃあ、言ってやろうじゃないか!

スタンリー・キューブリックという映画の巨匠が作った作品の続編という視点、モダンホラーの帝王と称されるスティーブン・キングという小説家が作った作品の映画化という視点。
その二人の、なんとも面倒な二人のファンからの反発をも恐れず、かつヂ独自の視点でこの映画を切りたいと思います。

 

映画『ドクター・スリープ』

この作品は最高の猫映画である!!!

 

あの猫、もーう可愛い!最高に可愛い!異論は認めません。だって、そんげーすんげー可愛いけんだもん!猫!

これは全猫映画ファンが見るための映画である。

 

なに?原作のラストは猫が絡んだ泣けるストーリーだと!?

これは遂にスティーブン・キングの小説に手を出すしかない!

猫がきっかけで小説を読み始めるなんて聞いたことあります?

僕はありません。