今酔の肴

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今酔の肴

自分の前世が何なのか!?

全く想像がつかない。そもそも前世がどうとか考えた事も無い。

けれども、前世にきっと何かがあったんじゃないかと実感する瞬間がある。

それは蛇やトカゲなど、爬虫類に遭遇した瞬間だ。

 

九月に入ったのに夏が終わらない。

夏は嫌いだ。夏が終わらなすぎて、ここ数ヶ月で一番肌が荒れてしまっている。

 

疲労。夏は疲労。

そんな疲労蓄積の身体を棺桶(車)で家に運ぶ途中、ふと運転席のミラーを見ると、動かなくなったカエルが小さく丸まって居た。

日中車を停めている駐車場には蛙が住んでいるはずがない。という事は、朝出勤する時に家から連れてきてしまってミラーの隙間でずっと耐えていたんだ!

たぶん死んでいるだろう。早く落ちてくれ!

 

正直カエルが苦手だ。

玄関前に居るカエルでも家に入るのを躊躇うし、自販機に居るカエルはもう宇宙。

人は知らない物に遭遇すると動けなくなる。たぶんそんな気持ち。

 

何分か車を転がし、運転席のミラーを見る。

カエルは落ちて居ない。というか・・・目が合った!生きている!

 

カエルは苦手。でもこのまま道路に落ちて死んでしまうのは可哀想。

さて、どうした物か・・・

 

どこかに停車して奴を落とすのは簡単。

でもでも、このまま道路に落ちても奴はきっと生きられない。死んでしまうのは可哀想。

せめて草木がある場所まで耐えてくれ!!!

 

それからどれぐらい時間が経ったでしょう。

コンビニに寄る(草木は無い)

ガソリンスタンドに寄る(草木は無い)

 

それからどれぐらい時間が経ったのでしょう。

すっかり動かなくなった奴が気になり運転に集中できなくなったので、【カエル 夏 干からびる】で検索する。

 

カエルは冬眠と同じように夏眠をする。

なるほど、それなら乗りかかった船だ!

ならば生まれ故郷の我が家まで連れ帰って、そこで水でもかけてあげようじゃないか!

 

頑張れ!だから動くな!

落ちた!いや、落ちて無かった!

頑張れ!だから動くな!

お前、朝は頑張ったんだろ!?

 

距離にしたらどれぐらいになるのかな!?

我が家まで残り四分の一って所かな!?

その瞬間は本当に一瞬で、スローモションにもなりませんでした。

 

今は家に帰り、弔い酒を飲んでいます。

 

前世に何かあったんじゃないかと錯覚するほど嫌いなカエルなのに、小さな命を守れなかったと思うと悲しくなります。

だからこそ、こうやって文字に起こして要るんですよね。

 

ちょっとだけ、本当にちょっとだけヤツの事を可愛いと思った自分も居ます。

輪廻転生、もしかしたら自分にとって重要な人の生まれ変わりだったんじゃないかと思う自分も居ます。

でもヤツはきっともう居ない。

道路で薄くなって(みなまで言うな)

 

夏に少しだけ犯されたメンタル。

いまは何故かこの曲が聴きたくなりました。

 

ちょっとだけカエルの事が好きになったような気がするけど、それはきっと錯覚。

「誰のせい それはあれだ 夏のせい」

早く夏、その夏が終わら無いなら。

 

人間や爬虫類が、自然・気候・地球・宇宙に勝てるはずもなく、仕方がないので。

こんな時間だけどもう寝ようと思います。

テクノロジーが進化した現代でも、人間は睡眠でしか回復しません。

 

そう強く思うだけの自分なのでした。

カエルくん、お願いだから夢には出てこないでね!

 

このまま夢に奴が出て来なかったら、人生で一番カエルが好きになった自分で明日の朝が迎えれるような気がします。

なんでこんなにカエルが嫌いなんだろうね。

 

まぁ、いいか。俺は蛙を今日で克服した!

蛇?お前だけはダメだ!

 

ここで人間の話に戻しましょう。

俺は分厚い布団でとにかく寝たいんだ!

冷房のオンオフに左右される事なく寝たいんだ!

とにかく寝たいんだ!

 

良い夢観ろよ!俺!

人間としての尊厳を取り戻せ!

だから寝よう!

再度、人間は睡眠でしか回復出来ない生き物なんだ!

 

このままの状態で寝たら、このままの精神状態で寝たら(酒)、この曲みたいな夢を見そうだけれど・・・

 

常田富士男 『私のビートルズ』

 

それは仮定の話。

なんだかメンヘラみたいな文章になっちゃたけれど、これだけは言える。

自分は夏が嫌い!夏が大嫌い!

 

今日はそんなお話でした。

皮を剥いたカエルが火鍋て動くショート動画がInstagramで流れてきた!

もう終わりだ(早く寝ろ)

明日は道路で動物の死体を見ませんように!

 

ねぇ、神様お願い!

俺は淫夢を見たいんだ!

 

淫夢が見れたら、それはもう文字に起こします。

だから淫夢を自分に!

 

明日素面でこれを見るのが本当に怖いです。

さようなら!さようなら!さようなら!