来春就職活動する一関高専の4年生や地元高校生ら約350人が参加。県南や宮城県北の製造業や情報通信業41社のブースを回り、業務内容や製品について熱心に耳を傾けた。
同校4年の高橋英裕毅さん(18)と佐藤翔悟さん(19)は「初めて知った企業が大半。特定分野でかなりのシェアを占める会社があり驚いた」と口をそろえ、地元企業の魅力を実感した。
企業にとっては意欲ある学生に触れる機会に。フタバ平泉(平泉町)の勝部希総務経理係長は「東北の自動車産業は今後盛んになると見込まれ、地元の優秀な人材確保は重要。鋭い質問をする学生もいて関心度は高い」と手応えを感じていた。
地元就職した一関高専卒業生による体験発表もあり、学生は研修や配属先決定までの期間など積極的に質問。日本端子(一関市花泉町)に入社して4年目の渡辺拓也さん(24)は「学科で学ぶことは仕事の場で応用できる。得意分野が武器になる」と助言した。
同校に在学する学生の約6割が県内出身で毎年3~4割が地元就職しているという。佐藤昭規副校長は「学生にとって地元企業に就職するチャンスを広げ、目上の人と会話する貴重な機会になった」と話した。
企業にばかり肩入れしていないで、うちら農家、漁業にも肩入れして欲しいよ。
跡継ぎはいない、過疎化、仕事が無い町。
こんなところに誰がしたんだよ。
もう少し、日本の食糧を支えている俺らのことも考えろ。