先週、不覚にも、初めて職場で涙を流してしまった。

ある事柄について、話し合いをしている時、長年、積もりに積もっていた感情が、抑えきれなくなって、自然と涙が溢れ出してきたのです。

相手の立場を考えると、遠慮して言えなかった事、どうせ言っても直らないだろうと思い、諦めてしまった事、そして、諦めるに至るまでに、長い年月を費やした、自分のやりきれない思いなどが、沸々と湧き上がってきて、震えながら搾り出す声と共に、勝手に涙がこみ上げてくる。

べつに、女の涙を武器にしたかった訳ではなく、ただ感情の波に、押し出されてくる涙だった。

とはいえ、いい歳した大人が、職場でオイオイ泣き叫ぶ訳にもいかないので、流れては拭き、溢れては拭きながら、なんとか抑えようとした。

話し合いが終わって、化粧直しをしてから、家路に着いたが、だいの大人が、中途半端に泣くと、心身ともに、異様につかれるのだ。ショボーン

おかげで、翌日も1日グッタリしていた。


涙活という言葉があるが、泣くなら潔く、思いっきり泣かないと、心がスッキリと浄化されないんだな…。ショボーン


そんなことを体験した3日後、図らずも、また、大量に涙を流す事と、あいなった。


yokomin家の一人娘は、誰に似たのか、とっても面倒くさがりだ。ショック

そして、片付けができない。しょんぼり

最近、俗に言う汚部屋の住人だ。ガーン

脱いだ物は、脱ぎっぱなし

食べた物は、そのまま放置

使った物も、そのまま放置

何度言っても、片付けようとしないぼけー


私も、娘位の時は、親替わりの伯母さんに、しょっちゅう、片付けろ!片付けろ!って言われて、子供ながらに
(埃で死にはしないだろうにな…。)
なんて、思ったりしてたので、娘の気持ちも、わからないではないけれど、自分が大人になって、あの時の、伯母さんの気持ちは、痛いほどよくわかる。キョロキョロ

旦那は、そんな娘をみて、親である自分達が、娘にきちんと片付け方を教えてないから、やり方がわからないんだろう。と言うのだけど、私は誰にも、部屋の掃除の仕方なんて、習った事ない。

それでも、自分で考えてやってみて、片付けの観念は身についている。

娘の場合は、やる気の無さが問題なんだと思う。

ある知人には、旦那にしろ、娘にしろ、私が全てやってしまうから、
自分がやらなくても大丈夫!
と、思ってしまうんじゃない?
と、指摘された。

むしろ、やらないで放っておけば、
自分でやらなきゃ!
と、思うのでは?と

確かに、洗い物や片付けは、私自身がその状態に耐えられなくて、やってしまうのだが…。


以前、娘が、
早く一人暮らしがしたい!
と、つぶやいたので
『こんな放し娘が、一人暮らしなんてできると思ってるの⁉️』
と、つっこんだら
『そういう事態になれば、私だってちゃんと出来ますよ‼︎ でも、親がいるうちは、甘えられるところは、甘えさせてもらえば良いかな~~と思っててへぺろ
という、返事が返ってきた。

さすが、現代っ子、ちゃっかりしてる笑い泣き

そんな訳で、最近は、娘の部屋の掃除は、本人に任せていた。

が、いつまで待っても、娘が自主的に部屋を片付ける様子は見うけられず、結局私が、業を煮やして、一度掃除する事にした。


娘の部屋からは、汚れた下着や、チグハグに脱ぎ棄てられた靴下、10足分位やらetc…。

洗濯カゴ2杯分ほどの、大量の洗い物が出てきた。ガーン

そんな中で、金曜日に着ていた制服の白シャツと、重なったまま脱ぎ棄てられたセーターをみつけた。

土曜日だから、これも洗わなきゃ!と思い、セーターから白シャツを引きはがして、一瞬のうちに心が凍りついた。


娘が、前日まで着ていたそのシャツは、あまりにも汚れ過ぎていて、とても15才の少女が、身にまとっていた物とは思えない、有り様だった。

私は、娘に
『このシャツは、もう捨てるから、月曜日からは、こっちの綺麗なシャツを着て‼︎』
と促し、汚れた白シャツを握りしめ、自分の部屋に駆け込んだ。

襟と袖口は、おぞましい程、真っ黒になり、脇の下と背中まで、汗染みで黄色の変色が広がっていた。

胸元には、食べこぼしで付いたシミ。

グレーのセーターも、よく見ると、黒っぽいシミだらけだった。


なんで、こんなになるまで気づかなかったんだろう⁉︎

私……。


旦那はともかく、娘の事まで、見えてなかったんだ⁉︎


親、失格だな……。

どんな思いで、毎日この制服を着ていたんだろう?

そう思うと、余りに娘が、痛々しくて、涙がこみ上げてきた。

昨日は、体育もあったって言ってた。
違うクラスの女子と一緒に着替えて、誰かに見られでもしたら、それこそ、イジメの対象になって、深く傷つけられたりするのだろう。

いつも娘は、"めんどいから"と言って、シャツとセーター重ねたまま、着たり脱いだりしている。

昨日もそうしたに違いないけれど、だとしても、きっと、誰にも見られないように、気を使って着替えて、辛かったのだろうな…。

そんな事を考えると、どんどん涙が溢れ出し、私は声を出して泣いていた。

ばか!ばか!私のばか!!

洗い物の水が冷たいだとか、お湯沸かしてタンクに入れるの、面倒臭いとか、コインランドリー通うの嫌だとか、そんな事に気をとられ、旦那の前では、現実逃避して、スマホゲームに夢中になってるフリをして、やり過ごし、もっと大事な物を、全く見ていなかったんだ。

自分の、余りの馬鹿さ加減に嫌気がさして、泣いても泣いても、涙は枯れることなく、溢れてくるのだった。

そして、やっと泣き疲れて、涙を止める事に成功すると、今度は、放心状態に襲われた。


その後、私は、スマホに入っているゲームアプリを、片っ端からアンインストして、まぶたを腫らしたまま、娘の部屋掃除に戻ったのだった。

六畳もない、小さな部屋を、たっぷり2時間かけて、久しぶりに、しっかり掃除をした。

1年以上前に亡くなった、愛猫の毛などが、いまだにたっぷり、窓際のカーペットにへばり付いていた。


私は、あの娘の汚れたシャツを、捨てずに、押し入れにしまい込んである。

今度また、自分が同じバカをやらないように、戒めとしてとってあるのだ。


涙活

今回は、声を出して、あれだけ泣いたのに、やはり心身ともにグッタリ疲れただけで、全くスッキリしない。

涙活って、本当に効くのだろうか?

悲しい強制涙活じゃ、どれだけ泣いても、疲れるだけだなぁ

と、つくづく実感した私でした。ショボーン


お恥ずかしい話でしたが、読んで下さった方。

ありがとうございましたニコニコ