15日の東京外為市場で財務省・日銀が断続的に円売り介入を実施し、ドル/円は1ドル=82円台後半から85円台半ばに急落した。今後の焦点は85円台を維持し、85-90円レンジでの安定に相場を導く「勝つ介入」が奏功するかどうかである。しかし、「外為特別会計による単独円売り介入に踏み切った以上、「負ける介入」はそもそも有り得ない。政府当局は「勝つ介入」を絶対条件として85円台維持で果敢に断続的介入を続けると期待する市場関係者が多い。
なお、ドル/円の主な節目は以下の通り。
<ドル/円の主な節目>
94.99円 5月4日今年の安値
90.18円 6月短観・大企業製造業の想定為替レート
90.00円 心理的な節目
89.61円 200日移動平均線
85.90円 8月30日の安値
85.00円 心理的な節目
84.29円 20日移動平均線
84.00円 心理的な節目
83.07円 菅再選14日高値
83.00円 心理的な節目
82.59円 95年5月31日高値
82.45円 95年5月30日高値
82.00円 心理的な節目
81.80円 95年5月高値
81.15円 95年4月26日高値
81.00円 心理的な節目
80.80円 95年4月20日高値
80.00円 心理的な節目
79.75円 95年4月19日戦後最高値