前回のブログ(https://ameblo.jp/yokomeyagi19/entry-12614527918.html)に書いたケイくんとこどもたちとの関わりの後日談。

最近、男の子たちを中心に「鬼滅の刃」ごっこが流行っています。紙で作った剣や武器を振り回し、相手を追いかけて攻撃。こどもたちなりにいろいろルールを考えているようですが、使っている剣や武器はセロテープをぐるぐる巻きにしているため結構な強度!何度か私も奇襲を受けていますが、当たるとなかなかに痛いのです。。「せっかくだから思いっきり遊ばせてあげたい」と思う自分と、「周りの子や物に当たる危険性も考えなければいけない」と安全性を考える自分と、「ほかの職員さんたちが見たら取り上げられてしまうから、その前に止めるべきか」とバランスを取ろうとする自分とが、毎回鬩ぎ合っています😓


先週の金曜日も、こどもたちは「鬼滅の刃」ごっこをしていました。そこへ1年生のケンくんがやって来て、「オレも入れて〜!」と上の学年の子たちに声をかけました。体格やパワーではなかなか対等に遊ぶことが難しそうなケンくんをこどもたちがどのように受け入れるか、私はじっと観察することに。

すると、2年生の男の子がケンくんの攻撃を受けるフリをし、この前3年生の男の子がしてみせたように「うわぁ〜!」とオーバーリアクションをしてみせたのでした✨しかも、明らかな演技っぽくするのではなく、接戦の展開からやられるという、まるで特撮ヒーローのバトルさながらの立ち回り😳

さらに、もう1人の2年生がケンくんの剣に白いスズランテープをつけて、「ほら、こうすると炭治郎(鬼滅の刃の主人公)の『水の呼吸』(技)っぽくなるよ!」と提案💡こうすることで、まるで攻撃エフェクトのようになるだけでなく、仮にケンくんが力加減を誤ってしまったとしても相手の子に当たるのはスズランテープの部分になるため受けるダメージを軽減させるという効果も生まれたのでした💡

ケンくんは炭治郎に成り切り大喜び。周りの子たちも、そんなケンくんと一緒に楽しそうに「鬼滅の刃」ごっこを楽しんでいる様子でした✨


こどもたちが遊びを生み出し、展開させていく…。そんな何気ない日常の中に、たくさんの大切なものが詰まっています。彼らの様子を見てそんなことを考えながら温かい気持ちになりました☺️