こちらのブログ(https://ameblo.jp/yokomeyagi19/entry-12544469837.html)に書いた、まち歩きで撮影した地域の風景の中に「伝説の生き物」を見出すという活動をもとに、「まちでん!(仮)」というカードを作ってみました✨
○遊び方
まずは、まちの風景を撮ってカード化した「〝ここにいるよ〟カード」。
次に「しょうこ(証拠)カード」。
↑「伝説の生き物」は、例えば足跡や石、どんな傷も治す妙薬など、存在していた証を残していくことが多いように思います。そんな「伝説の生き物」の手掛かりとなる物が描かれたカードが「しょうこカード」になります😊
3種類目のカードは「シルエットカード」。
↑テストプレイでは「〝ここにいるよ〟カード」と「しょうこカード」だけではなかなかこどもたちが苦戦していたため、新たに付け加えたのが「シルエットカード」です。「伝説の生き物」の一部が草むらから出ているのですが、敢えてシルエットにすることで、出ている部分が頭や手、口、尻尾など様々な部位に見立てることができるようにしました😊
○遊び方
遊び方は至ってシンプル‼️
①「〝ここにいるよ〟カード」「しょうこカード」「シルエットカード」をランダムで1枚ずつ並べる
②この3枚のカードから連想されるオリジナルの「伝説の生き物」のイラストを描く。「伝説」なので、自分が考えたオリジナルのものでオッケー👌
③その生き物がどうして〝伝説〟になったのかを1人ずつ発表する。
④「伝説の生き物図鑑」に載せたいイラストを「せーの」で選ぶ。ゲーム的な遊びにしない場合、この③のプロセスはカットし、それぞれの表現を味わい楽しむのもオッケー👌
わかりやすいようにゲームボードも作ってみました😊ただ、上記の遊び方はあくまで一例なので、より面白い遊び方をアレンジしていただいて構いません✨
○こどもたちの表現
勤務している学童保育で「やってみたい!」と集まってくれたこどもたちと一緒に「まちでん!(仮)」で遊んでみました。
↑まずは、こちらの3枚のカード。どんなふうに見立てるのかわくわくしていると…?
↑3年生の男の子は、このようなイラストを描きました☺️シルエットを耳に見立て(私は「尻尾にするかな?」と思っていましたが、見事に想像を越えてくれました✨)、「しょうこカード」の要素もうまく生かされています‼️とても可愛い💕
↑3年生の男の子は、このようなイラストを描きました☺️シルエットを耳に見立て(私は「尻尾にするかな?」と思っていましたが、見事に想像を越えてくれました✨)、「しょうこカード」の要素もうまく生かされています‼️とても可愛い💕
抽象的なイラストは、なんとなく蜘蛛の巣にも見え、「〝ここにいるよ〟カード」に写る森にいそうな雰囲気を際立たせています☺️ポケモンにちなみ、「ゴリランダー」という愛称を付けていました‼️
↑「あ!オレわかった!」と叫んで描いた、先程とは違う3年生の男の子は、このように表現✨
↑「あ!オレわかった!」と叫んで描いた、先程とは違う3年生の男の子は、このように表現✨
腕のように見える「シルエットカード」を尻尾に見立て、愛らしい「伝説の生き物」を描くことができました☺️
↑こちらの3枚のカードを眺めたこどもたちは、「シルエットカード」を見て「これ、耳じゃない?」と話しましたが、3枚目の表現となった3年生の男の子はカードを横向きにしました😳そして…
↑このようなイラストを描いたのでした‼️
↑こちらの3枚のカードを眺めたこどもたちは、「シルエットカード」を見て「これ、耳じゃない?」と話しましたが、3枚目の表現となった3年生の男の子はカードを横向きにしました😳そして…
↑このようなイラストを描いたのでした‼️
写真に写る水門にいそうで、本を持ち、さらに横向きにした「シルエットカード」の要素も満たしています✨彼に「この生き物は、どうして〝伝説〟になったの?」と尋ねてみると、「この魚はね、昔、伝説の本を持ってきたんだよ‼️」と語ってくれました☺️
○今後やってみたいこと
学童保育で実際にこどもたちが遊んでくれたことで、「シルエットカード」等の向きを縦以外にも横や斜めにしても良いようなゲームボードに変えるなどの改善点が見えてきました💡
また、実際にまちへ出て風景を撮り「〝ここにいるよ〟カード」をつくるという工程からこどもたちと一緒にやってみたいなぁと思いました😊
「しょうこカード」と「シルエットカード」を使えば、様々なまちの風景が「伝説の生き物」の生息地になります。それはきっと、見慣れた日常風景の中に想像の余白を見つけるソウルライター的な眼差しを持つことなのかも知れません。また、それぞれ独立した意味を持つような異質なもの同士が出会い、それぞれの要素が引き出されながら、それらの間に新たなものが生まれていくという遊びや表現は、「違い」があるからこそ対話をし、新たなものを創造していくような社会の在り方を楽しみながら感じるきっかけになるかも知れません。
2020年は様々な地域や場で実践してみたいなぁと思っています。もしご興味を持っていただけたり、一緒に考えてみたいと思っていただけたりした方がいらっしゃったら、ぜひよろしくお願いいたします✨