最近、学童保育で「消しピン」という遊びが流行っています✨
1人1個消しゴムを用意し、テーブルの上で順番に消しゴムを指で弾き、相手の消しゴムにぶつけて落として最後まで残った人が優勝、という遊び😊
僕が小学生の頃も、似たような遊びが流行っていたなぁ…‼️

ある日、いつも通り消しピンをしていた男の子たちが、新たな遊びを発明しました💡
それは、消しピンと同じ要領で定規をペンで弾いて飛ばし、相手の定規を落とすというもの。
目盛りがある部分が斜めになっているため、ペンでグッと押すと、まるで折り紙で作ったカエルのようにピョンと飛んでいきます😊

こどもたちの工夫は、これだけでは終わりません。
例えば、自分の定規(上の写真の場合は、透明な定規)が相手の定規(上の写真の場合は、木と金属の定規)の下敷きになっていた場合、3回弾くチャンスが与えられ、3回以内の弾きで相手の定規の下敷きから抜け出すことができればセーフ3回弾いても相手の定規の下敷きから抜け出すことができなかったらアウト(相手の勝ち)、というルールを追加したのでした😳✨

弾いて落とすだけでなく、定規の特性をうまく生かして、柔軟に新たなルールを作り出すこどもたちのアイディア、さすがだなぁと思いました‼️

きっと、こどもたち同士の中で、
・消しピンをきっかけに「定規を弾いてみたらどうなるだろう?」というアイディアが生まれてそれに挑戦したら面白かった
・その新たな遊びをしていく中で相手の定規が自分の定規に乗っかってしまったという不測の事態に直面した
・それをきっかけに「こういう場合はどうしよう?」という問いが生まれ、「3回以内で脱出すればオッケー」という新たなルールが追加された

という一連の流れがあったのでしょう。

「すごいじゃん!この遊び、誰が考えたの?」と尋ねたら、一応作ったらしい子がいたものの「ん〜…」と悩むような間があったことから、きっと誰かが最初から「こういう遊びを、こういうルールでやってみよう!」と持ち込んだのではなく、遊びの流れの中で即興的・共創造的に作られたのではないかと考えています。

何か未知のものを創り出すこと、その中で生まれる対話、共創造的な学び…この遊びの一場面の中に、大切なことがギュッと詰まっていたように思いました✨