◯歴史の漫画を読んだ小学2年生の子の発見
「ねぇ?思ったんだけどさぁ、この本に織田信長の絵が描いてあるじゃん?でもさぁ、本当はこんな顔じゃなかったんじゃないの?」
確かに…‼️
実際の織田信長の顔は、当時の世界にタイムスリップしない限りわからない。漫画の中でデフォルメされた織田信長の顔は、実際に生きていた当人とは異なるだろう。そんなことを、この子は発見したのです💡
以前、ご趣味で歴史を探究している地域の方とお話したことがあります。そのときに、現在語られている歴史はあくまで「現時点でわかっていること」であり必ずしも正しいわけではないことや、未知の部分があるからこそ面白いことを学びました。その方のお話とこの子の呟きには重なる部分があるなぁと感じました☺️
与えられた情報を「全て正しいもの」として呑み込むのではなく、問いを持ち、想像し、未知・余白の部分を感じ取ることができることって素敵ですよね✨
◯「19:00」という表記を見た小学1年生の子の発見
私が用紙に19:00と書いていたところを見ていた小学1年生の子。
「19時って、何時?」
と呟いた後、近くにあった時計を見て、
「…わかった。7時のことでしょ‼️」
と発見💡
さらに、
「じゃあ、…21時は9時で、17時は…5時‼️」
と、先程わかった情報をもとに、24時制と12時制との関連性に気づいたのでした✨
「正解」を暗記して「テスト」でアウトプットするのではなく、生活の中で発見をし、そこから得た知識を使って世界を捉えることで、それまで気付かなかった世界の規則性・法則性に出会うことができる…。わずか1〜2分間ほどの時間の中に、そんな学びのドラマが生まれたことに感動しました☺️
こどもたちは、何気ない日常の中で、たくさんの学びや発見をしています。
こどもたちの呟きをよくよく聴いてみると、そこには私たち大人もハッとさせられるような深い問いや学びがあります✨
ちょっと立ち止まって、こどもたちの声に耳を傾け、視線の先にあるものを一緒に見つめてみると、もっともっとこどもたちと関わる日常が面白くなるかも知れません😊