先日、勤務しているコミュニティースペースで、地域の方々と一緒に 絵本をテーマにした語り合いの会を開催しました😊

絵本はこどものためだけのものではなく、大人になってそれぞれの経験や視点を深めてから改めて読んでみると面白いのではないか、それを共有し合うことで新たなアイディアが膨らむのではないか…そんなテーマを込めての企画✨

読書会という企画、絵本をテーマにするというアイディアは、一緒に活動してくださる方々との語り合いの中で生まれていったものです😊
コミュニティースペースならではの活動の広がりに感激する日々…私自身が日々学ばせていただいています^ ^


今回私も一参加者として絵本を紹介させていただきました📖
パワポ資料を、一部紹介したいと思います^ ^


【大切にしたい視点】
↑即興的に展開していく遊びに関心があるため、絵本=物語が作られており、それを読む…というイメージを越えていきたいと思いました😁
スライドに入れた写真は、レッジョ・ナラ(https://ameblo.jp/yokomeyagi19/entry-12377381592.html)のもの。読み聞かせをするのが活動のゴールではなく、あくまでこどもたちのイメージを膨らませ表現するための1つの方法であるというスタンスに学ぶところがありました✨


【21個の点と線〜ブルーノ・ムナーリの本から】
紹介した1冊目は、ブルーノ・ムナーリの『空想旅行』(2018年にトランスビュー社より発行)。埼玉県内の市民ミュージアムを訪れた際に読んで一目惚れして購入した一冊です✨

こども向けの「絵本」というわけではないですが、大切にされているエッセンスは老若男女問わず面白いのではないかと思います💡

本を開くと、21個の点が描かれており、それらを様々なバリエーションの線で結んだ例が描かれています。放射線状の線を引いたり、曲線にして樹木のように繋いだり、点と点の間に丸を描いて泡のような模様にしたり…
詳しくはぜひ直接ご覧いただけたらと思うのですが、点と線という要素だけでもこれだけたくさんのものが描けることができることに驚き、異質なもの同士を結びつけるクリエイティブな発想の面白さを感じることができます✨

この本を読んで、いくつか遊びをイメージしました✨
↑いつか実際にワークショップ的な形でやってみたいです^ ^


【ポストカードも物語に⁉️】
続いては、『だるまちゃん 絵はがきの本』(かこさとし、2007年、福音館書店)✨
「あれ、絵本じゃないじゃん!」
そうです!中身はポストカード😳
かこさとしさんが描いた、愛らしい「だるまちゃん」シリーズの絵がカードになっています✨

このポストカードで…
カードを並び替えて、即興的に物語を創る遊び、読み聞かせ的なことができるのではないかと考えました😊

昨年度勤めていた学童保育のこどもが、紙芝居の順番をバラバラにしてオリジナル物語を創る遊びをしていたことから着想💡
また、ローリーズ・ストーリーキューブズなどのアナログゲームのアイディアも基にしました✨


【新たなアイディア】
会では、1人が発表した後に、参加者同士で感想や新しいアイディアなどを共有していきます😃
私の紹介を聴いてくださった年配の方が
「こどもたちの活動だけでなく、私たち世代がやってみたらどうなるか、とても興味がある」
というアイディアを出してくださいました✨

また、認知症の方は最近のことの記憶は難しいけれど、こどもの頃の話を生き生きと語られるという事例を紹介してくださり、こども時代の原体験を語るきっかけとして絵本や、絵本を使った遊びや表現の活動が有効なのではないかという話題の広がりが生まれました‼️

普段はこどもたちと関わる日々であるため、年配の方と絵本との繋がりというアイディアがとても新鮮でした💡


「正解」を出すのではなく、集い、語り合いながらみんなで新たなものを創り出すという時間が心地良く、年齢関係なく、多様性を基盤としたこういう学びがこれから大切になっていくのだろうなぁと感じました✨