昨日、学童保育の2年生2人が「ローリーズ・ストーリーキューブズ」で遊んでいました🎲
↑2人で作っていた、生命の進化の歴史‼️
ダーウィンの進化論を厳密に辿ったわけではないけれど、2人で「この次は、これだよ!」とワイワイ盛り上がりながら作っていました😊

途中にあるネズミは「氷河期とかでも生き延びたって聞いたことがあるから!」なのだそう😳
よく知っているなぁ✨

その隣の仮面のような絵柄は、猿を表したようです🐵

これだけでも十分発見だったのですが、そのあとキューブを一列に並べて物語創りをしていた時、
「これ、いろんな方向に繋げてもいいんじゃない?」
と1人の子が呟いたことがきっかけで、新たなアイディアが湧きました💡

つまり、
↑このようにキューブを並べて物語創りをしていたものを…
↑こう並べてみると面白いのではないか、というアイディアです😊

この時は具体的な遊び方は出ませんでしたが、この発想を生かし、家に帰ってから新しい遊び方を考えてみました💡

名付けて「ストーリー・ロード」🛣
😃

1人でやっても良いし、何人かでワイワイ遊ぶのもおススメ‼️使うのは、キューブ複数個。多くあると面白いと思います✨

【遊び方】
①物語を語る順番を決めます。最初のプレイヤーは、スタートとなるキューブを1つ選んで振り、真ん中に置きます。上の写真の場合、人が指を指している青いキューブから物語創りスタート。例えば「昔々あるところに、1人の男の子がいました。男の子は何かを見つけました」というに、絵柄から連想する物語を語ります。

②次のプレイヤーは、キューブをランダムに2つ振り、出た絵柄をスタートとなるキューブに接するように並べます。そして、どちらの方向で物語を創るかを選びます。
例えば上にある鍵🔑の絵柄のほうに進むことを決めたら、「男の子は鍵を見つけました」というように物語を語ります。
③次のプレイヤーはランダムにキューブを2つ振り、前のプレイヤーが並べたキューブに接するよう並べます。そして、どちらの方向で物語を創るかを選びます。
例えば右側にある三日月🌙の絵柄のほうに進むことを決めたら、「その鍵は、月の世界への扉を開ける鍵でした」というように物語を語ります。
④以後、順番にキューブをランダムに2つ振る→前のプレイヤーのキューブに接するように並べる→物語を語るということを繰り返します。
例えば、緑色の 鳥居⛩の絵柄を選び「月へ行くと、そこには鳥居がありました」のように語ります。
⑤接していれば、角を付けるのもオッケー‼️
例えば、緑色の ご飯🍚の絵柄を選び、「そこで、神様にご飯のお供え物をしました」と語ります。
↑緑色の 花火?のような絵柄を選び、「すると、神様が突然パッと現れました」と続けます。
↑青色の 本を読んでいる絵柄のキューブを選び、「本で読んだ通りだ!月には神様がいるんだ!と感激しました」と続けます。
↑こうやって、どんどん続けていくと、まるで道が続いていくような形になっていきます🛣
最終的にできる道は、連なった物語の軌跡
毎回違った形になるのも面白い✨


ジャンニ・ロダーリの作品に、『物語あそび〜開かれた物語』(窪田富男 訳、1981年、筑摩書房)という本があります📖
いくつかの物語が収録されているのですが、それぞれの物語に対していくつかのフィナーレのパターンが用意されています
つまり、途中までは共通している物語の結末を読者が選ぶことができるのです😳

今回、ローリーズ・ストーリーキューブズの新しい遊び方を考える中でロダーリのこの本を思い出しました✨

物語というと、事前に決められたものを読み進めるイメージがあります。
けれど、今回の「ストーリー・ロード」のように、ロダーリの本のサブタイトルにもある「開かれた物語」という形があっても面白いのではないかと考えました😊