ローリス・マラグッツィ国際センターを訪れた時に「A festive thought〜Visual metaphor in children's learning processes〜」という展示が行われていました。
下手な英語で申し訳ないですが、展示の内容を訳してみました。

「メタファーとは、実物とは離れた要素を結びつける暗示のプロセスを意味し、それによって新たな現実と新たな意味を構築する。
メタファーを生み出すことは、普通ではない、予測不可能な、しばしば独自の手順を導くプロセスである。それは、標準的な範囲を越えて私たちの思考が生成され拡張していくという意味において、研究的な態度や現実への参加とも一致する。
メタファーは、知的な発達を組織していく純粋なシステムである。それは世界を異なる視点から捉える方法を生み出す知についてのツールである。
メタファーは、創造的な思考を通じて精巧に作り上げられた、楽しい直感であることは間違いない。…」

ある物を、その物とは違うものに喩えるのがメタファー。日本語だと「隠喩」と言われています。

会場には、こどもたちが生み出したメタファーがたくさん。ドキュメンテーション形式で展示されていました。
↑ワインオープナー?も、こうやって見ると全くの別物に生まれ変わります。
↑洗濯バサミは馬の頭に、電球はホタルのお尻に‼️

↑日常生活で使う食器や歯ブラシ、歯磨き粉も、時計へと生まれ変わります。

↑食器も、メタファーの力で新たな意味を持ち始めます。

↑こちらのハサミ〜ワニのメタファーについては、展示会場前にてちょっとした動画が流れていました。
ある子がハサミを使って様々なものを切り、「なんて鋭いハサミなんだろう!」と呟く→そこからアイディアが浮かび、ハサミはワニへと生まれ変わっていく様子が伝わりました✨


世界を異なる視点から捉え、新たな意味を創り出すという観点からメタファーについて楽しく考えることができる…そんな素敵な展示でした!


帰国後、学童保育でこどもたちと関わっていると…ここでもメタファーを楽しむこどもたちが‼️
その様子については、次回のブログに書いていきたいと思います📝