4月22日(日)、遊びについて考え合うゼミ的な場で話題提供をさせていただきました(o^^o)

テーマは「遊びの〝飛躍〟〜飛び出し・混ざる・関係性〜」😊

私がイメージする遊びは、ブログにも綴っているように、関係性の中で即興的・偶発的に展開していくからこそ面白いという質のもの✨

まずは、それを体験していただこうと思い「一筆描きモンスター」というワークを行いました^ ^
以前、私も体験したことがある、紙に順番に一筆描きをして絵を描くというワークをもとに考えたもの💡

一緒に活動をさせていただいている方が、私がブログに書いたピクテル実践から「透明なシートに一筆描きを描いて重ねたら面白そう」というアイディアを出してくださりました💡

その結果、
①1人3枚透明シートを持つ
②最初の人は、1枚目の透明シートに一筆描き
③次の順番の人は、前の人のシートに自分のシートを重ねて一筆描き
④これを3周回す
というワークが生まれました(o^^o)

ちなみに、当日説明しそびれたのですが、「モンスター」を生み出すワークにしたのにはこだわりがあります‼️

例えば、「動物を描こう」だと、どうしても既存の動物のイメージが強過ぎて「脚は4本なくてはいけない」「目がなくてはいけない」などの固定観念に引っ張られてしまいます。
また、逆に「お化け・妖怪を描こう」だと、どこかしらに「怖い」「不気味な」などのホラー要素に無意識のうちに縛られてしまう感じがしました。

そこで、無機物的なものではなく、かと言って既存の何かに引っ張られ過ぎない、幅広い守備範囲を持っている「モンスター」という概念を使いました😊
「だってモンスターだから、いいじゃん👌」と言えば、目や手脚があってもなくても、2つ以上あっても許されてしまう✨
本来は「怪物」という恐ろしいイメージを持つこの言葉から「恐怖」のテイストが抜けたのは、日本に根付いたキャラクター文化ゆえなのでしょうか😳‼️

さて、「一筆描きモンスター」のワークがスタート‼️1人目の人から順に一筆描きをしていきました(o^^o)
前の人の絵を受けて、どのように自分の一筆描きを加えていくのか。前の人のイメージに乗っかる?それとも敢えてずらしてみる??
それぞれの思惑が混ざり合い、想定外の展開を生み出してゆきます😊

自己紹介の時間を設けそびれるというミスもありましたが、その後のリフレクションで、参加者の方が

「自己紹介がなかったから『どうなるんだろう?』と思って始めたけれど、描く線の感じから『この人は、こんな感じの人なのかな?』と読み取りながら描いた」

と、描くプロセスそのものを楽しんでくださり、「初対面」という壁を、いとも容易く飛び越えてしまう遊びの力を感じました(o^^o)


モンスターを生み出している途中で、

「これって、塗り潰すのは一筆描きですよね⁉️」

という素敵な呟きがありました😳

確かに〝一筆〟描きだぁ‼️
それ、面白い😆✨

このように遊びのプロセスでは、そのプロセスそのものに沿った形で、よりわくわくする方向へ流れを変えていく・修正していくようなアイディアが飛び出すことがあります💡
それは、ポーンという大ジャンプのような衝撃的なものかもしれないし、チョンと小さく跳ねるようなものかもしれない。

いずれにせよ、このような現象を「飛躍」という言葉で定義しました^ ^

こうして、3人×3グループで生み出した3匹のモンスターが誕生しました✨✨
どれもユニークで、どこか愛着さえ湧いてきます😊

モンスターができたら名前を考えて命名します😃

ここで興味深かったのは、名前が付くまでのプロセス。
自分としては「見た目からパッと閃くだろう」くらいのイメージでしたが、グループごとにユニークな命名過程があり、非常に興味深かったです😳

例えばこのモンスター‼️
同じグループのメンバー同士のやり取りの中で、普段はふわふわと漂いながら植物に擬態しているけれど、鼻先?の器官から甘い匂いを漂わせて獲物を誘き出して捕食するという恐ろしい一面を持っているという生態が明らかになりました😳

そう言われると、もはやそうとしか見えてきません🧐✨

私は「生態を考えましょう」とは一言も言っておらず、外から誘導したわけではありません。

でも、命名するというプロセスの中で「飛躍」が起こったわけです✨素敵‼️

そして、見事に名前は「もじゃもじゃ」に決定😆


また、このモンスターを命名するプロセスでは、
「なんとなくアジアっぽい」
という呟きをきっかけに

「なんか、〝◯◯シャ〟という名前っぽい」
というような言葉が生まれました😊

この「〜っぽい」という感覚、もしかしたら人が未知のものと出会ったときにはたらくのかもしれません💡

初対面の人と仲良くなる時、人は相手の中に、自分との共通点や親和性を見出す傾向があるように思います。
そして、「この人は自分に似ている😊」という感覚を足場として、関係性を築いていきます。

未知のものと既知のものの架け橋として、この「〜っぽい」が有益であると感じました💡


ワークは、この後さらに展開していきます。
続きは次回の投稿にて😊