前回、ピクテルの遊びが膨らんだその日、ローリーズ・ストーリーキューブスも用意してこどもたちの遊びの様子を観ていました😊
すると、サッカーが大好きな4年生の男の子が興味を示しました(o^^o)
簡単に「これ、絵を見てお話をつくるゲームなんだ〜‼️でも、もっと面白い遊び方を発見したら、やってみていいよ✨」と伝えると、

「ねぇ、これでしりとりしよう😊」

と、新しい遊び方を考えたのでした😳💡

順番を決め、しりとりと同じように前の人が言った言葉の語尾に続くような絵柄のキューブを1つ取って、繋げていきます🎲
↑例えば、最初の人が「たからばこ」と言ったら、次の人は「こ」から始まるような絵柄のキューブを選びます。この場合、「こわい」などのような感じ(o^^o)

面白かったのが、4年生の男の子の順番になり、「れ」という言葉から始まる錠のような絵柄のキューブを取ったとき😆
「この錠のような絵柄から、どうやって『え』から始まる言葉を出すのだろう😳」
と思っていると…

「れんくんちの家のカギは、こんなカギ‼️」

な、なに〜⁉️😂笑笑
ちなみに、うちの学童に「れん」という名前の子は、いません笑笑

彼の友達なのか、それとも「れ」から始まる名前を考えたのか…笑笑

いずれにせよ、遊んでいたこどもたちと私との間で大爆笑が沸き起こりました😊
その手があったか〜‼️

彼の「れんくんの…こんなカギ‼️」という言葉を受けて、そこからは
「苦し紛れの文章でも、それはそれで面白い😆」
という雰囲気になりました💡

その結果、
見事、こんなにたくさんのキューブしりとりが展開‼️これでも、しりとりの一部になります😊


嬉しかったのが、このゲームが終わった翌日。キューブしりとりを考案した4年生の男の子は、夜のお迎えまでの時間に

①1人が鬼(ほぼ私が鬼になっていました)になり、他の子が隠れる。
②鬼に見つかったら牢屋となるスペースに入る。
③鬼が隠れている子を探しに行っているスキに、他の隠れている子は牢屋に捕まった子をタッチして逃して良い。

という遊びを考えたのでした💡

かくれんぼ✖️ドロケイといったイメージでしょうか✨

「ゆーだい‼️オレが考えた遊び、面白いでしょ😊」

と、キラキラした笑顔で誇らしげに語る彼を見て、なんだか温かい気持ちになりました✨✨


先日、NHKで「デザイントークプラス」という番組が放送されていました。4月24日放送分のテーマは「子どもの視点」

「くるりの森」という、くねくねした無数の柱が絡み合い、ところどころにネットが張ってあるような遊具(という既存の概念で捉えるには足りないくらい魅力的なもの)をデザインされた、谷尻誠さんがゲストでした。

番組内で谷尻さんは、こどもたちは

既存のものとは「違う遊びを発明した時に高揚感が得られる」

とおっしゃっていましたが、まさに、この4年生の男の子のエピソードだなぁと共感しました✨


遊び方が固定化されていないからこそ、こどもたちは「違う遊び」を次々と生み出していくことができる。
車のブレーキなどの「余地」という意味での「遊び」があることにより、こどもたちは主体的・創造的な遊びを生み出すことができる。

そして、未知のものを創り出すという遊びのプロセスの中で他者と関わり合い、「喜んでもらえた‼️」「一緒に楽しむことができた‼️」という「高揚感」を味わうことで誇りや自己肯定感が芽生えていく…✨

そんなプロセスに立ち会うことができ、本当に幸せでした(o^^o)