突然ですが、これ、いったい何だと思いますか??
↑こどもたちが、公園に落ちていたソリ的なものに、木やカラスノエンドウなどを乗せたものです😊でも、ただ乗せたわけではない。
そう、これは「バーベキュー」なのです‼️
…「え?」「は??」「ん???」「あ〜、言われてみればそう見えなくもない。。」「やったー‼️正解した😆」…さまざまなリアクションがあるかと思います。
が、
この写真だけバーンと提示されただけでは、この写真や、ここで展開された遊びの意味が十分に伝わりきらない。
そこで大切になってくるのが
「エピソード」になります📝
さて、晴れたある日、いつものように公園に行きました(o^^o)
私は体を動かすのがあまり得意ではなく、ごっこ遊びなどをしているこどもたちをじっと観察し一緒に笑い合うのが好きです✨
自慢することではないけれど、私は幼稚園から小学校6年生の3学期まで一度も休み時間に外遊びをしたことがないようなこどもでした😂
そこで、ワイワイとドッヂビーをしている輪から離れて遊具で遊ぶ1年生と2年生の男の子2人のそばにいました😊
この2人以外でも、特に女の子たちを中心にカラスノエンドウをとることがこどもたちの中でちょっとしたブームになっています✨
2人の男の子たちも、たくさんカラスノエンドウを集めていました^ ^
そこに落ちていた、謎の消しゴム😳‼️
「これは伝説の炭なんだよ✨白と黒があるの‼️」
画面には写っていませんが、黒い消しゴムもありました‼️遊びは常に偶発と即興に満ちています😆
こうなると、2人が連想したのは「バーベキュー」でした💡
「バーベキューやろうぜ‼️」
こうして2人は材料や食材探しへ^ ^
「見て😳これは幻のごぼうだよ🤔」
「2人で両端を持って、引っ張れば良いんじゃない?」
「待って‼️捻ったほうが切れるよ💡」
「遊具に引っ掛けて、ブランコみたいに体重かければ切れるよ💡」
「ここに包丁みたいな木がある😳これで切れるんじゃない⁉️」
時折、別の遊びをしていた子達も覗きながらアドバイスをくれました(o^^o)
さまざまな方法を試しているうちにだんだんと木が切れそうになり、ついに…プチン‼️
「やったぁ〜😆✨」
こうして、食材にごぼうが加わりました(o^^o)
さらに、
「幻の肉、見つけた‼️」
と、どこから見つけてきたのか、1年生の男の子が大きな木の塊を持ってきました😳
こうして、メインとなるお肉が追加🍖
バーベキューっぽくなりました😊✨
だんだんと展開していくような質の遊びの魅力は、いつ参加しても、いつ抜けても良いところ💡
ドッジボールなどだと明確なスタートとゴール、勝敗があり、途中で抜けた場合は大顰蹙😨
でも、このバーベキューのような質の遊びは、いつ参加しても、ちょっとだけの参加でも遊びが展開していきます(o^^o)
別の遊びをしていた子たちが、最初はバーベキュー遊びをしていた2人と遊具をめぐる場所の奪い合いになりかけましたが、
「じゃあさ、一緒にバーベキューする⁉️」
という1年生の男の子の提案で仲間に加わり、炭になるような木の枝を拾い集め始めました✨
こうして出来上がったのが、冒頭の写真だったのです👍
こどもたちの遊びの中に、発見・感動・育ち・意味などを見出そうとするとき、捉える側の人は
・遊びとは、数珠繋ぎのように時々刻々と「進んでゆく」プロセスであること
・マニュアル通りには進まず、その都度変わっていくこと
・スタートとゴールだけ捉えるのではなく、むしろそれを生み出すようなプロセスにこそ大切なものが詰まっていること
・したがって「これを与えたら、こう変わる」というような法則などなく、一緒に楽しみながら「いま、ここ」のこどもたちの姿に常に意識を向けること
が重要になります📝✨
写真だけでなく、より動きが伝わるビデオや、呟きをキャッチできるボイスレコーダーなどがあると、よりリアルな「いま、ここ」が見えてくるかな‼️ドキュメンテーションですね😊
何気なく通り過ぎてゆく日常の中での遊び。
鬼ごっこやかくれんぼ、ドッジボールなどのように、すでに存在するような質のものではないからこそ、余計に目立たない。。
だけど、そこにはきっと大切な意味がある✨
だからこそ、意識を向けて捉えていきたいと思っています(o^^o)
次は、こどもたちはどんな遊びを生み出すでしょうか😊✨