私は、以前の学童保育の頃からボードゲームやおもちゃなどを使ってこどもたちと遊んだり、こどもたちがそれらを使って遊ぶところを観察したりしています😊
選んで持っていくボードゲームなどは、
遊び方が固定化しておらず、幅広い遊びが展開されそうなものを自分なりに選んでいます。結構こだわるし、どんなものが良いかをこどもたちの様子を思い浮かべながら選ぶのが楽しいです✨
自分自身、将棋やリバーシなど戦略を立てて勝敗が明確に出るようなゲームが滅法苦手💦
だからということもあってか、いかにこどもたちが固定化されていないものに対して面白い遊びを創り出していくのかを観ている時間がとてもわくわくします✨
「ボードゲームで自分が遊ぶことが好き」というわけではなく、「ボードゲームなどを通してこどもたちが新しい遊びを創り出していく様子を見るのが好き」「新しい遊び方を考えるのが好き」^ ^
「どうやって遊ぶの〜⁉️」
と聞かれますが、大人が振りかざす「正解」で、こどもたちが自分たちで遊びを創り出す機会を潰したくないと思っているため、あまり丁寧には教えません😊
今回も、4年生の女の子から同じように「どうやって遊ぶの?」と聞かれましたが、
「サイコロを転がして出た絵柄を使ってお話を創るのが基本的な遊び方だけど、どう使っても大丈夫だよ(o^^o)面白い遊び方を見つけてみ〜👍」
程度の説明にとどめました。
前の学童では、サイコロを転がして出た絵柄でお話を創る→次のサイコロを転がしてお話を創ったら、既に転がしたサイコロに積み上げる→サイコロのタワーが崩れたら、そこでお話終了
という遊びを考え出した子がいたけれど、果たして…‼️
すると女の子は、キューブを並べて何やら道のようなものを作り始めました😳
いろいろな動作の絵柄が描かれたサイコロが9個入っています🎲
さて、一体これから何をするのだろうと思ったら、
「順番にサイコロを振るでしょ。そして、それが何時にあったことかを考えてコマを進めるの😊」
とのこと😳
例えば…
①サイコロを振った人が相手に
「本を読んだのは何時?」
と質問をします。
②相手は、その質問を受けて「本を読んだ時刻」が何時かを想像して答えます。「夜、寝る前に読んだから8時(20時のこと)‼️」というように。
③サイコロを振った人は、相手が答えた時刻分だけ、自分のコマを進めます。例えば「8時」だったら8マス進めます。
こんなやり取りを交互に繰り返しながら、ゴールを目指してコマを進めていきました😊✨
「ん〜、早起きしてラジオ体操とかするから、朝の6時じゃない?」
「いいねぇ〜‼️」
お互いの生活感・生活観が見えてくるようで、なかなか面白い(o^^o)
途中、リーダー的存在の5年生の女の子も「何してるの?」と様子を見に来て、パッとこのゲームのやり方を理解したらしく「あぁ、だよね!ボール投げるのは休み時間だから1時じゃない?」などと会話に参加していました😊
大人の黒い?心からすると「これ、ひたすら相手からの質問に『1時』って答えれば、相手は1マスずつしか進めないから勝てるんじゃない😈?」とか思ってしまいますが、
お互いに納得し合えるような、リアルな生活時間を伝えるという暗黙のルールがあったことと、勝ち負けが重要ではないという空気感に包まれていたため、そんな野暮ったいことはしませんでした🤔
それにしても、遊びを創り出すこどもの力と、それを引き出すローリーズ・ストーリーキューブスの力ってすごいなぁ〜😳
絵柄ですごろくをするというアイディア、さらに広げ深めていけそうな気がします(o^^o)