先日、同じく学童保育で働いている仲間に
『子どもによる子どものための「子どもの権利条約」』(小口尚子・福岡鮎美 著、1995年、小学館)という本を貸しました📕
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子どもの権利条約の内容が、とてもわかりやすいこども目線の言葉で書かれているため、オススメです📖

子どもの権利条約を、こどもたちにわかりやすく伝えたいという温かく熱い思いを持っている仲間✨こどもたちが何か得るものがあればいいなぁ、と私もわくわく😊

そして仲間から嬉しいフィードバックが‼️
この本を読んだ小学3年生の女の子が
「みんな、これ絶対見て!知っておいたほうが良いことだよ‼️」
と友だちに勧めたそうです😊


さらに、
「借りている本だから、いつか返さなきゃいけないんでしょ?だから、大切なことが残るように本を作ろう‼️」
と言い、冊子やカードを作ったとのこと😳

この話を聴き、私もとても嬉しくなりました✨
少しでもこどもたちが知り、自分たちが持っている権利に気づき、生き生きするきっかけになれて良かった…‼️


1998年6月の国連勧告では、日本の教育に対して「極めて高い識字率を誇っているにも関わらず、…極めて競争的な教育制度が与えるストレスにさらされている」とし、そのためにこどもが「発達上の障害(disorder)にさらされているという指摘がなされています。

発達上の障害というかなり強い言葉からは、深刻な状況の度合いが伝わります。勧告から20年経った今でも、状況はあまり良くなっていないのでしょうか…。どうなんだろう。

さらに、競争的な教育制度は学校内だけでなく放課後にも影響しているように思います。こどもたちは様々な習い事に追われ、大人の監視下にある時間が長い…そんな印象を受けています。

もちろんそれが必ずしも悪いというわけではありませんが、ゆったりぼんやり過ごす時間、自分たちで群がって楽しいことを考える時間、うまく隠れてちょっとイタズラをする時間が、私がこどもだった頃よりもさらに減ってしまってきているなぁ…と痛感しています。

大人や社会が作り出す「良かれ」や「ねばならない」「べき」論を超えて、生きる主体としての人生を歩んでいくためにも、子どもの権利条約をこどもたちに伝えるって意味があることなのだなぁと感じました😌✨


【引用・参考文献】
・『「あそび・遊び」は子どもの主食です!』増山均 著、特定非営利活動法人 子どもと文化のNPO Art.31、2017年