「ただいま!」と言って降ろされるランドセル
たくさんのものが詰まっている
学校で先生から褒められた絵日記
満点が取れなかったテスト
席替えで好きな子の隣になれたドキドキ
何もしていないのに蹴られた悲しみ
帰り道に拾った宝物
帰り道で無視された悔しさ
…
小さな身体で、それでも懸命に背負っている
「ふざけんじゃねぇ!」
「ぜってぇ許さねぇ!」
「だってアイツが!」
「うるせぇジジイ!」
たくさんたくさん鋭い言葉
自分も時々その感情の波にのまれるけれど
紐解いてみると見えてくる
「助けて!」
「寂しい!」
「オレを見てよ!」
の言葉
紐解いてみると見えてくる
「ありがとう」
「ごめんね」
「嬉しい」
「さようなら!」と言って背負われるランドセル
残った宿題
美味しいご飯
弟妹がいるからなかなか甘えられないもどかしさ
サンタさんからもらったゲーム
時に重たい「あなたのために」
だけど感じる「生まれてきてくれてありがとう」
「ただいま!」と「さようなら!」の間で
ランドセルを降ろし、また背負うまでの間で
生まれていく物語
時にヒリヒリし
時にお腹を抱えて笑い
時にこどもとぶつかり
こどもの姿に感動する
そんな時間が 放課後にはある
なんとなく詩のような形で書いてみました😊
「困った子は、実は困っている子」だとよく言われますが、
どんなこども観を抱くか、立ち位置や視点を変えることで、こどもの世界がより豊かに感じられるなぁと最近特に思っています。
自分の至らなさを痛感することもありますが、その中で「今、ここ」を模索し続け共に歩んでいくことが大切なのだなぁ、と。
これからも、何気ない、だけど大切な「ただいま!」と「さようなら!」の間の時間に光を当てていきたいです✨