幼稚園・保育園の年代のこどもとかかわる場面があり、その中の1人の男の子と窓の外を見て話をしました😊
一階の、通りに面した大きな窓から見えたのは、向かい側にある生け垣を剪定するおじいさんの姿。
男の子の名前を、仮にこうたくんとしたいと思います😌
こうた(以下「こ」)「見て!木切ってるね!」
ゆーだい(以下「ゆ」)「どれどれ…ホントだ😳なんで切ってるんだろうね〜??」
大人との会話だと「枝が伸びて道にかかるから、見栄えが悪いからに決まってるじゃん」で終わってしまいがちですが、
経験上、ここで「なんでだろうね?なんでだと思う??」ってこどもに尋ねてみると、そこから面白いやり取りに繋がることが多いです✨
①想像が膨らみそうな問いかけをしてみる
こ「わかった!葉っぱが大きくなり過ぎたからだよ!」
ゆ「なるほどね〜😊あの木の中に、何か住んでるのかなぁ?」
ここで話題を膨らませます✨
「何が住んでいると思うか」…
こんな投げかけをしたら、どんなふうにやり取りが膨らむんだろうという私の好奇心から出た質問でもあります😁
こ「クモとかじゃない?」
ゆ「なるほど〜、他にいるかなぁ??」
こ「あとは、蛾とか!」
最初、こうたくんから出たものは、わりと現実的にいそうなものでした。
ここで「すごーい!よく知ってるね!本当にいそうだよね〜😆…さ、何して遊ぶ?」
と言っても良かったのですが、それだけで終わるのもなんか物足りない!!
ゆ「蛾かぁ〜、確かにいそうだよね〜😊もっともっといるかな??」
敢えて「もっともっと」を投げかけてみました😁💡
「本当にいそうなもの」を出し尽くしたところで、どんな面白いものがこうたくんから出てくるか、ちょっと試してみたかったのです😊
こ「ん〜、わかった!カブトムシの幼虫とか!キノコもあるんじゃない?🍄」
ここで、それまでの虫路線の流れから一転、キノコというフレーズが出たのが面白かったので…
②流れが変わったと感じたフレーズを掘り下げてみる
ゆ「キノコねぇ🍄何色のキノコだろうね✨」
と尋ねてみました😁
こ「銀色のキノコだと思う!」
ゆ「へぇ、銀色かぁ✨食べるとどうなるのかな?」
こ「毒があるから、死ぬんじゃない??」
ゆ「そっかぁ、毒があるんだね😱他にどんなキノコがありそう??赤いキノコだったらどうかなぁ??」
こ「それはイチゴの味がしそう🍓」
ゆ「おぉ、いいじゃん!!美味しそう😆毒は食べられないけれど、イチゴ味なら食べたいなぁ😊青だとどうだろ??」
こ「青だから水なんじゃない??」
ゆ「良いねぇ〜!!」
さて、ここからは想像の世界が膨らみます^ ^
③だんだんとファンタジーの世界へ
こ「あとは、たぬき色のキノコ!茶色なの😊」
赤や青のキノコというやり取りから、こうたくんのイメージが一気に膨らんだようでした✨✨
私が意図的に、さりげなく「青いキノコ」という、本当はありえなさそうなものを投げ込んだことにより、こうたくんの中で「空想の世界な話をして良いのだ!」という心の動きがあったのかも知れません😊
ゆ「おぉ、面白いねぇ!それ食べるとどうなるの?」
キノコを食べるという一連のやり取りの流れを汲み、「食べるとどうなるシリーズ」での会話を膨らませようと思いました✨
繰り返しのやり取りって、こどもたちにとってワクワクしますものね^ ^
こ「たぬきって、いろんなものに変身するでしょ?だから、食べるといろーんなものに変身できちゃうの!キツネもだよ😃」
ゆ「それ、すごい良いねぇ!」
ホントにすごい発想力✨✨
こ「あとね、キリン色のキノコもあると思う✨」
ゆ「キリン色😳それ食べるとどうなるの??」
こ「首がぐーんと長くなるの!!」
ゆ「いいねぇ!木にボールとか引っかかった時に取れるようになるね✨」
こ「あと、紙飛行機が引っかかった時ね!」
こうたくんは、その前に戦隊モノをイメージして紙飛行機を作っていたのでした✈️
ゆ「確かに!そんなキノコあれば良いなぁ〜😊」
こ「コアラ色のキノコだったら、木登りができるようになるんだよ🍄🐨」
ゆ「それも食べたいねぇ!!」
こ「あ、お迎え来た!」
ここで、こうたくんとの会話は終了となりました😌
今回こうたくんのやり取りの中で、
何気ない会話の中にも、たくさんのファンタジーの要素が詰まっているのだと感じました✨
また、知識や経験が多い大人に対して、
こどもはそれが少ない分
持っている限られた知識や経験を柔軟に組み合わせ、大人の「当たり前」を超えてくるような発想力・想像力を生み出すという素敵な力を持っている
のだと改めて感じました😊