一緒に読書会をしたり目標を語り合ったりしている桐田敬介さんが作ったカードゲーム「ギーモン」を使ったワークショップで、以前ファシリテーターとしてお手伝いさせていただいたことがあります😊
プレイヤーは、「あっはっは!」「…ぐすん」などの感情カードを使い、自分がどのようにこれらの概念を解釈したかを説明していきます。
例えば…
「『ゆうき』って、なんだモン?」に対して、「私は『あっはっは!』を選びました。なぜなら、勇気を出して何かを決めた時の爽快感がたまらないからです✨」というように。。
※本当は、もっともっとゲーム的な要素を含んだ様々な遊び方がありますが、ここでは割愛させていただきます。
「ギーモン」のワークショップをしていく中で、
「『おとならしさ』って、なんだモン?」というカードが出ました。
私のテーブルにいたプレイヤーは、小学1年生の子どもたち4人ほど。
「この子たちは、『おとならしさ』をどのように捉えているのだろう?」と思って様子を見ていると、ある子が迷わず一枚の感情カードを選びました。
「だって、先生とか、お父さん・お母さんって、すぐ怒るでしょ?だから『ぷんぷん!』だよ!」
同じテーブルにいた他の子どもたちも頷いています。。
たくさんの感情カードがあったにもかかわらず、子どもたちは「ぷんぷん!」以外を選ぶことはありませんでした。
「おとならしさ」と聞いて、この子たちは「大人」そのものをイメージしたようですが、全国の大人の皆様、耳と心が痛くなりますよね😱
大人は怒っているイメージのようです。。
「私も気をつけねば😣」と思った瞬間でした。
「そっかぁ…大人は『ぷんぷん!』なんだね〜」と子どもたちの話を聴いた後、「これを子どもたちに尋ねてみたい!」というアイディアが浮かびました💡
「じゃあさ、『こどもらしさ』ってなんだと思う??」
「『うぇ〜ん!』だよ!だって、大人に怒られると悲しいでしょ!」
…ひとりの大人として、子どもたちに申し訳ない気持ちでいっぱいでした…が、ここからがすごかった✨✨
「あ、でもちょっと待って!楽しいこともあるじゃん!だから『あっはっは!』もあるよ✨」
「勉強がわかると『えっへん!』って思う!」
「感動することもあるよね!だから『わぁ…!』だって『こどもらしさ』だよ😊」
「あれ、全部なくなっちゃったー!」と笑顔の子どもたち。
「みんなの心には、たくさんの素敵なギーモンが住んでいるんだね!そんな素敵な心、大切にね✨」と子どもたちに伝えました😌
自分が体験したこと、感じたことをフル動員させて、世界中どの辞書にも載っていない、生きた言葉で「こどもらしさ」を定義した子どもたち…
本当に素敵な瞬間に立ち会うことができ、幸せなワークショップでした(((o(*゚▽゚*)o)))