特別支援学級で最近行っている買い物学習。
自分の手持ちのお金(硬貨はこちらで用意したものです)で買えるだけの金額のお菓子(模索に模索を重ね、お菓子の絵カードを使うことにしました)を選んで買うという活動を行っています。
少しでも子どもも私もワクワクできるよう、前回の学習の終わりに「お店の看板作りたいんだけど、描いて欲しいな〜!」と声かけしたところ、
2人の子が、私の似顔絵と猫の絵を描いてくれました✨
嬉しくて、早速看板を作りました!!
私の苗字に因んで、「ひらやマート」の看板が完成😊
その看板を使い、今回の学習を行いました。
始まるとすぐ、子どもたちは「ひらやマート🎵」と、即興でお店のテーマソングを作ってくれました✨
なんでもすぐに節をつけて音楽にしてしまうあたり、私に似てきてしまったのかも知れません笑
また、今回は初めてお客さん役以外にも店員さんの役を作り、子どもたちが順番にできるようにしました。
すると、初めての店員さん役にもかかわらず、子どもたちは
「50円ちょうどになります!」
「ありがとうございました!また来てください!」など、私が教えていない言葉を次々に取り入れてくれました(o^^o)
さらに、「お店の人が帽子を被っていたほうが良いよ!」と言って、自分の帽子を取りに行ってから店員さんの役をやってくれた子や、
「お金を受け取ったら一枚ずつ数えてみると良いよ!」というアイディアを出してくれた子もいました(((o(*゚▽゚*)o)))
もう感激です!!!
最近、内田伸子さんの『想像力 創造の泉をさぐる』(講談社現代新書、1994年)を読みました。
その中で、
「人間は何もないところから新しいものをつくり出すことはでき」ず、「想像力が発揮される前提には、過去の経験が必要になる。イメージや行動の素材となるのは過去の経験や印象なのである」(P.23)と述べられていました。
自分が思い描くイメージや行動を実現するために、経験の中から必要な要素を取り出し、組み換えていくという人間の豊かな力…
今回の買い物学習の中で、子どもたちは、これまで体験してきた買い物についての「経験や印象の諸要素」の中から「ひらやマート」の店員さんになるという架空のような現実のような場面に必要な要素を取り出すことができた。
だからこそ、たくさんのアイディアを生み出すことができたのだと言えそうです✨
子どもたちが豊かな経験ができ、それを想像力・創造力をたくさんたくさん発揮して表現できるような時間を、少しでも創っていきたいです😊
そのためには、私ももっともっと豊かな経験が必要なのだろうな〜😌✨