元旦から震災に魘われた能登はつくづく気の毒な限りだ。

しかしテレビの画をみていると、若者の少なさは予想通りというか、

半島の置かれた高齢化の惨状は和歌山出身のわたしとしても身につまされる。

 

地方衰退の件でも述べたように、

人という重要な資源を奪い続ける国はこれを機会に

具体的に人をどう戻すかの対策を打つべきだ。

 

今すぐ人を送れっていう話じゃない。

復興していくのには若い人口が不可欠だということ。

 

現に被災地の報道を見れば、未だ復興の道筋は見えず

被災された方がの多くが高齢者で、

復興の立ち上がりさえ年単位であることを考えると、

復興が実現されていく段階で果たして労働人口が

どれだけ確保できるだろう。絶望でしか無い。

 

人口ピラミッドが極端に限界に近づいている地域で

置きている災害だ。

どうやって未来に労働人口を維持していく道筋を考えるのか?

今ではなく、未来に責任を持つのが政治家じゃないのか。

 

輪島塗も、輪島朝市も、他の産業や観光等も含めて

次世代が構築出来なくしているのは、大都会の人口搾取に

なんの手も打たず放置し続けた、従来政治の

欠陥であって、これを是として居る限り被災地復興なんて

夢のまた夢じゃないのか。

 

人をどうやって送り込むかの具体策が必要なのだ。

人口を逆流させる事を幾つか提起したい。