全ての頑張る女性が輝くキラキラ幸せセラピストの

松本陽子です

 

先日、豪日二国間専門家交換の

シンポジウムに参加してきました

 

内容は『産後のメンタルヘルス』です

 

 

産後うつ、という言葉は

最近よく耳にする言葉になりましたが

産後だけでなく、

「うつ」や「不安」は妊娠中からあります

 

でも、日本の現状として、

その「うつ」や「不安」が問題となり

妊婦さんから、産後1年未満で

亡くなっている方がいることを

把握し始めたのは最近のことでした

 

この10年でみると、

日本では63人の方がこの問題で

亡くなっているという事実が発覚

 

さらには

10万人出産中、自殺でなくなっている方は

三重では14.1人

大阪では13人

東京では8.7人

 

これは、世界的に見ても

日本は自殺者が多いということが

分かっているんです

 

また、児童虐待死亡例を見ても、

加害者は実母であることが多いと

調査でも発覚しており、

その問題の一部として

「うつ」や「不安」が原因となっている

と分かったのです

 

 

日本は自殺大国と言われてきましたが、

過去5年位を見ると、

男性の自殺者は

減ってきているそうです

 

それは日本でも様々な取組みがなされ、

介入ができれば自殺者は減るということが

分かってきたことによるものと

言える結果だそうです

 

けれど今、逆に

若い女性の自殺者が増えているんです!

 

そこには、

妊娠、産後へのケアが遅れてきたこと

そして「うつ」や「不安」が問題となり

亡くなる方がいることの実態が

ちゃんと把握されてこなかったこと

今のこの日本を作っているのだと

言えるそうです

 

 

そこで今、日本でもやっとやっと

妊婦さん、出産後のママたちへの

メンタルヘルスケアの取り組みが

され始めました

 

その上で、先に取り組みを始めた

オーストラリアの専門家から

私たち医療者が介入できる方法を

教えてもらい、今後実践していきましょう

というものに繋げるのが

今回の目的のシンポジウムでした

 

 

女性の20パーセントは

人生のライフサイクルのどこかで

うつ病になると言われています

 

その内訳としては、

妊娠中、産後、更年期

ホルモン(エストロゲン)に変化がある時

だそうです

 

言い換えれば、

この時期に発症する前に

何らかの介入、ケアができれば

悪化を防ぐことができるかもしれないし、

発症自体を防げるかもしれない訳です

 

 

実際に助産師として

妊婦さん、産後の方に寄り添わせて頂く時、

初めは「不安」から問題が増大していくことを

目にします

 

そういう意味で、

一人一人に目を向けて、

些細な不安や疑問でも

取り除けるものは解消できるよう

関わる必要があるんだなと

改めて感じています

 

 

また、問題が大きくなってしまった時だと

ママたちも自分の状態を把握しきれず

どこに助けを求めていいのか

分からないほどまでに進んでいってしまうので

 

ママたち自身からも

小さな問題からでも早めに

誰かに助けを求めてほしいと思います

 

 

こうした妊娠中のママ、

産後のママたちの力になるのが

助産師、カウンセラーでもあります

 

その助産師、カウンセラーである私も、

日本での取り組みにも一早く目を向け

こうした社会問題にあらゆる対応が

できるよう日々研鑽していきたいと思います

 

今日もお読み頂きありがとうございました