横松盛人ブログ


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先月、京都祇園祭を見る機会がありました。

祇園祭は、その開催期間は1ヶ月にも及ぶものであり、歴史は千年以上も続く日本を代表する夏祭りのひとつです。山、鉾巡行は日本国民誰もがまだ見ないまでもマスコミ等を通して知ってはいると言えるでしょうし、私自身、一度は見てみたいと強い関心を抱いていたものでした。

ところでこの山、鉾は高さが約20メートルのものもあって、それがどう通りを進むのかは、その壮観な姿を思い浮かべ、私自身関心のあるところでした。その一方で、通りの信号機や標識等にぶつからないように通るのは大変だろうとの思いもありました。しかし、通りの中央部分を通ればそれらを避けられるので、さほど大変でもないのかな、でも交差点での辻回しはやっぱり邪魔になって大変だろうと予想もしていました。

さていよいよ巡行のスタートです。

私は驚きました。作業者が来て、通りの信号や標識をすべて向きを変えて、山、鉾の巡行に支障をきたさないようにしてしまったのです。

車社会は、山・鉾より後から通りに来たもので、伝統文化に決して優先するものではないのです。

私は驚きと共に、爽快な気分になってその後の巡行を見ることができました。