昨日、議会運営審議会が行われ、これまで議論を重ねてきた議員定数について、次回改選(H23,4)から本市では定数を47人とすることが答申されました。


以前にその経緯について説明しましたが、私自身としては、この結果は大変残念と言わざるを得ません。もう一度下記の表をご覧ください。


人口50万人以上90万人以下の中核市

市名   人口  法定上限数   条例定数  法定上限数からの 議員一人あたりの

(法で定めた最大人数)(市が定めた人数)  減員数   人口

鹿児島市 603,216   56     50      6     12,064

船橋市  595,820   56     50      6     11,916

熊本市  677,375   56     48      8     14,112

相模原市 710,336   56     46      10     15,442

東大阪市 505,703   56     46      10     10,994

松山市  513,496   56     45      11     11,411

姫路市  535,968   56     43      13     12,464

宇都宮市 508,679   56     50      6     10,174



47人とした理由は、50万人以上の中核市において、各自治体で定めた条例定数の法定上限数からの削減数の平均が8.8人であることから、本市の法定上限数56人から9人を減じて47人とするということです。

47人とすると、議員一人あたりの人口は10,823人となりますが、それでも表で分かるように、議員一人あたりの人口は50万人以上の中核市の中で最少です。つまり、議員が人口あたり最も多いということになります。

ひとくちに人口50万人以上の中核市といっても、70万人の都市もあれば60万人の都市もあります。宇都宮市は50万人をちょっと超えたに過ぎないのに、議員数は堂々たる人数を誇ります。これで本当に適切と言えるのでしょうか・・・。

私は40~45人を提案していたわけですが、議論においては、年長議員より「定数削減は自分の命取りになるからあまり減らすな・・・。」という意見が強く出ていました。こうした意見が出ること自体、どこに目をおいているのかと疑問を抱かざるを得ませんでしたが、私以外に定数減について意見を述べる議員はなく、残念な結果となりました。

しかし、各会派の定数提案は次の通りでしたので、そこから一つでも少なくできたことは良しとしなければなりません。


 ・共産党議員会50(現状維持)
 ・民主市民合48(2議席減)          
 ・自由民主党議員会45(5議席減)