日本に生まれたという事 | 伝筆で日常に人生に彩りを パステル筆文字講師 庸華のブログ


先日、プランジャパンhttps://www.plan-international.jp/を通してサポートしてきたタンザニアの女の子がサポート完了の18歳の誕生日を迎えるという連絡をもらいました。

2006年から始め、12年間です。きっかけは新潟県中越地震です。地震の直前、次女を里帰り出産しようとしていました。東京の産院からはこの週までに里帰りしなさいと言われていたけど、2回目の出産なので『まだ大丈夫、里帰りを1週間遅らせよう』と勝手に自分できめていました。最初の予定であれば新潟の実家について夕食を食べていたであろう時間に、東京で震度3の地震がありました。震源地は新潟中越地区。実家とは連絡が取れず、翌朝テレビでは悲惨な状況が繰り返し放送され産休に入っていた私は普段とは違う事を受け入れるのに精神的にダメージを受けていました。数日後、母と連絡が取れ、『こっちでは産めないよ。二人目は自分で頑張りなさい。』と。里帰り出産は取りやめ、これまで通っていた産院に連絡をすると快く受け入れてくれましたが診察でも『大変だったね』と言われるだけで涙が溢れる。タダでさえホルモンバランスが崩れているという時期に、精神力を保つのが大変だったという記憶があります。

この経験から、日本という経済的に恵まれた環境で生活していることや、当たり前だと思っていた事への有り難みを感じ、自分にできる範囲でボランティアをしたいと考えました。そしてプランジャパンを知り、タンザニアの女の子をサポートする事になったのです。日本という国は教育の面でも恵まれています。日本では当たり前である事が、当たり前出ない事を、気づかせていただきました。

現在は『あしなが育英会』https://www.ashinaga.org/で、ささやかながら支援活動をしています。こちらは東日本大震災をきっかけに始めました。学びたくても学べない子供は世界だけでなく、実は日本にもいるのです。

そして、現在私が所属している伝筆協会では祈りの伝筆という活動をしています。プランジャパンを卒業したので、今後は私も何かの形で伝筆を通して、慈善活動を考えて行きたいと思います。

【伝筆体験セミナー開催します】
11月17日土曜日午前10時~
板橋区立グリーンホール501

12月1日土曜日午後1時〜
板橋区立文化会館第2会議室

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