こんにちは~(・∀・)
まず最初に、
今回のタイトルを見てADPIって…何だ

と思った方がほとんどだと思いますが

ADPIというのはAustralian Dance Performance Instituteの略で
私が去年・一昨年と2年間留学していたバレエ学校のことです

本当は帰国してすぐに
学校のことを紹介したいと思っていたんですが
バタバタとしているうちに
5ヶ月も経ってしまいました…
笑でも、やっぱり学校の様子や数々の大会・舞台のことなど
みんなに紹介したいことがたくさんあったので
今回まとめてみました(・ω・)/
ADPIはオーストラリアのブリスベンにあるダンス学校で
バレエだけではなくコンテンポラリー、ジャズ、タップ、ヒップホップなどなど
いろいろな種類のダンスが学べる学校です

私がいた頃はクラシック&コンテンポラリーコースと
ミュージカルコースとの2つのコースがあって
生徒はどちらかを選択できました!
でも今年からはそのコースがさらに4つくらいに分かれたみたいです

私がいたクラシック&コンテンポラリーコースでは
毎日クラシックとコンテの両方のクラスレッスンがある他、
Vaクラス、ジャズクラス、舞台リハーサル、筋力トレーニング…
他にも授業として、バレエの歴史、音楽、解剖学、栄養学…などがあり、
ダンスに関係した様々なことを学びました

でも普通の学校と同じで
学期末には毎回全ての実技・学科で試験や課題があったので
それはそれは…大変でした(´・ω・`)

でもちゃんと単位をとらないと卒業出来ないので
頑張ったよーー


生徒のなかにはやっぱり途中で辞めちゃう子たちも何人かいました


↑同じコース&学年の仲間

2年間を通して印象に残っていることとしては
やはり舞台の多さです

とにかく本当にたくさんの舞台に出演させてもらえました

オーストラリアではEisteddfodというダンスの大会が
年中各地で開催されていて
ADPIも年に4,5回は必ず各地の大会に出場している常連校です

その大会も日本で行われているコンクールとは全く違っていて
クラシック、コンテ、スローモダン、ジャズ、ヒップホップ、アクロバット、タップ、歌…など
とにかくたくさんの部門に分かれていて、
しかも全てグループで踊り、全部門で出場校が競いあう…
といった感じです(^▽^;)
でも、やっぱり上位を狙うには良い作品が必要なわけで
生徒が誰でもその作品のなかに入れるわけではなかったし、
先生に選んでもらえるようにみんな必死でした。
例えばクラシックでいうと
8人で踊る作品のとき、選ばれた8人全員に代役の子がついていたし、
そうなると選抜の8人は変えられないように頑張る!
逆に代役についた子たちはいつでも入れるように練習しておく!
常にこんな感じでした

また、何でも踊れる子にはどんどん役が付くし
そんな子は一つの大会だけでも10個近くの作品に出ていたりして、
そうかと思えば全く踊れない子たちもいたりして…
こういう面では厳しい世界だなぁと改めて感じました

日本ではそんなことあまり無いですもんね。
でも、そういう環境に慣れているせいか
別に生徒たちはピリピリしてる感じでもなくて
基本オーストラリアの子たちはおおらかなので
いつも和気あいあいとしている感じでした
笑下の写真↓ はその大会のときのものです!
クラシック部門


コンテンポラリー部門


ジャズ部門
Lady Gaga ☆


髪の毛作成中!! 笑

Matrix ☆
この踊りはシドニーオペラハウスで行われた大会で優勝しましたっ

YouTubeで "ADPI Matrix" と記入すると、動画が見れるよ




ちなみにこういう大会の舞台では
場当たりなど一切なしの一発勝負!!
個人ならまだしも団体で…
よく出来たな~と今更関心
(笑)また、2年間で取得したRADも
かなり頑張ったことの一つです。
RADとはROYAL ACADEMY OF DANCEの略で
ロイヤルバレエのメソッドが入った試験・資格のことです。
RADはそれぞれの階級に分かれていて
合格するごとに階級が上がっていけるという…
みんなになじみ深いものでいえば、
英検とか漢検と同じような制度のものです。
各階級ごとにバー、センター、ポワントのレッスン内容、
リズム・カウントの取り方、顔のつけ方など細かいところまで全てが決められていて
生徒はそれを全て覚え、練習したのち、試験に臨まなければなりません。
しかもレッスンの中でもタンジュが3パターンあったり、アダージオが2種類あったり、
覚えることは山ほどあって、
実際の試験会場には鏡はないし、どの項目が選ばれるかも分からないし、
試験管がその場で振りつける動きをすぐ踊れないといけないし、
最終段階までくると生徒2:試験管1という緊張感満載の場での試験で…
とにかく大変でした

もちろん試験なので結果はランク形式で出されるし、
技術、能力、音楽、表情など細かいことまで10段階で発表されます。
でもRADは日本ではなかなか取得出来ないので
オーストラリアにいる間に出来るだけ上の階級を目指そうと思い
学校が終わったあと、夜のRADクラスに通い続け必死でメソッドを覚え
試験も出来る限りかっつめで挑戦した結果
2年目の最後についに最終階級のadvanced2を
DISTINCTION(最高ランク)で取得できました~

これは本当に頑張ってよかったです


そして最後に、卒業公演のこと。
2011年度の卒業公演では
1年を通して大会で踊った作品の他
クラシックコースの生徒は”オーロラの結婚”
ミュージカルコースの生徒は”The Call Back"
という、それぞれ30分くらいの作品を踊りました。
”オーロラの結婚”のなかで
私は金銀の精の役をもらい
本番に向けてずっと練習していたのですが
本番1週間前に
オーロラ役だった子がケガのためリタイヤすることになり…
急きょ私がオーロラを引き受けることになりました

オーロラのパドドゥは初めてだったし
むしろVaすら踊ったことなかったので
1週間なんかで出来るのか相当不安でしたが
先生や相手の男性の方からの助け
また、友達からの応援をたくさんもらい
最後の舞台で本当に良い経験をさせてもらうことが出来ました。
この最後の卒業公演では
前に写真で紹介した作品やオーロラなどを含め
全部で8つの作品に出演させてもらうことができ
たぶん一生涯で一番!!
と思えるくらい大変な舞台となりました

でもその分、達成感が半端なかったです





これは最後にもらった卒業証書です


オーストラリアでの2年間は
辛いこともあったけど
それ以上にたくさんのことを学び、
経験できた2年間でした。
将来、バレエに関係した道を目指したいと思っている子も
そうじゃない子も
この先、自分がやりたいことや興味があることには
どんどん挑戦していってほしいと思います

それがどんなに辛い事でも
頑張れば絶対に自分の力になるからね

何だか大変長くなってしまいましたが
最後まで読んでくれた方、ありがとうございます

書けば書くほど話したいことがでてきて
上手くまとめられなかったんですが
もし、もっと聞きたいこととかあったら
いつでも聞いて下さーい

では\(^_^)/