
年が明けてからミュージシャンの逝去の報が多いです。
ジェフ・ベック、デイビッド・クロズビー(くろずびーと言わないとバラカンさんに叱られる)、この人。
バカラック氏に関しては、とうとう、という感じが強いです。
何年か前、彼のコンサートのドキュメンタリーがあったので録画して弟と見ました。
コンサートと言っても確かタクトは振らずに、ステージに置かれたソファに座っていたような気がします。
その様子はちょっといたたまれない感じがしました。
翌日テレビを消して家にあるCDで「一人バカラック祭り」を開催しました。
独立したCDはこの3枚(多分)右下の赤いのは2枚組でそれぞれ沢山曲が詰まっています。オリジナルからそうでないもの、中にはビートルズで好きになってのちに女性グループのシュレルズがオリジナルと知った「Baby It’syou」オリジナルで収録されています。
その隣は言わずと知れた「明日に向かって撃て」とサントラ盤。やはり「サウスアメリカン・ゲッタウェイ」は最高だ!
主題曲については、バカラックはボブ・ディランをイメージして作ったのだかとか、歌わせることはできなかったけど、そう聞くとディランに歌ってほしいと思う。
上はバカラック氏の歌が聞けます。
彼の歌はなかなか味わいのあるもので大好きですが、あちこちに分散していて探すのが大変です。そうだなあ、カーペンターズのお兄ちゃん、リチャード・カーペンターの感じに似ています。弟がウチに来た当初、これを見つけて「あんた!なんでこんなものを持ってるの?」と言って自分のPCにコピーしてました。
このCDもほんの少しだけ彼の歌を聴くことができます。
ややこしいメロディーと転テンポ、素人にもわかる難しそうな曲、それをさも簡単そうにさらっと聞かせるテクニック、それがだんだん普通の曲になって行ったのは時代の趨勢か?
父も弟も大好きだったバカラック、どうぞ安らかに。