
先日クローゼットにしまいっぱなしの衣装ケースのことを書きました。
実はその隣にもう一つ衣装ケースがあったのです。昨日思い切って開けてみました。
まずは上の棚から降ろすのですが、まあ重いこと!20年前は私これを自分で上げたのよねえ、と変なところで年齢を実感しました。
また着ないセーターでも入っているのかしら?と思ったら、なんと着物でした。
結婚するときに贈られた私のウールの着物、夫の着物と羽織、夫の浴衣が2種、そしてこれが入っていました。
私の母の絵羽織。母の妹である叔母から「あれはいいものだからあれだけは取っておきなさい」といわれたものです。かすかな記憶があるようなないような・・・・・
3か所刺繍が施されています。
これは母の嫁入り道具の一つで、おしゃれな母の希望で京都で刺繍をしてもらったものだそうです。のちに叔母が結婚するとき「姉ちゃんと同じようにしてくれ!」と言ったら「もうそれは勘弁してくれ、金がかかりすぎる」と言われたのだそうです。叔母はよほど悔しかったのでしょうね。一時期はこれをキルトに生かそうかしら?とも思ったのですが母に関してよい思い出はないので結局そのままです。
そして一緒に道行コートが入っていました。これは裏地が素敵でした。
で結局これらはまた同じケースにしまっておくことにしました。浴衣は解いて洗っておけば何かの役に立つでしょう。
やれやれ・・・・