いや~~、春休みだということを忘れて、劇場についてびっくり。二つしか開いていない窓口は長蛇の列。5個ある自動券売機は二つが使えず、さらにフォーク並びにしていないのでどの列につくかが問題、どの列も良い子の軍団が慣れない手つきで大騒ぎしてます。もう映画が始まってしまう時間、その中で一人の女性のあとについたのですが、実はその女性は家族連れ、その人の番になると小さい男のお子がまとわりつき券売機についているテンキーをいたずらし始めました。席を選んで支払いの段になって女性はよせばいいのにクレジットカードを入れました。お子がテンキーをガチャガチャしているのに!です。父親が「あ!」といったときはすでに遅し。そのうえ女性は「暗証番号忘れちゃった」(ヲイ!)父親が出てきて暗証番号を入れてやっと発券、何とか上映時間に間に合いました。しかし、劇場は一番小さい箱。それを見忘れて選んだ席は前から4番目という最悪な状態。お隣のおしゃべりと荒い鼻息に我慢我慢の2時間でした。
映画は正直言ってよくわかりません。
分かりやすい人種差別は出てきません。孤独な少年がヤクの売人に偶然助けられて大きくなり(成長したころにはその売人はころされましたが)いじめを体験し、少年院へ行き、さらに長じては自分を助けれくれた売人と同じ仕事をするようになります。しかし、それでも孤独で、結局幼馴染の親友しか頼る人がいない、とまあそんな感じですが、静かでいいです。声高に叫んだりしません。
ヤク中の母親に育てられ、その母親に薬代までせびられ、結局自分も売人になるしかなかった少年、たぶんこけおどしなのでしょう、金ぴかのアクセサリーで身を固め、歯には金の入れ歯をかぶせ、精一杯虚勢を張っているけど寂しさは埋めようがない、そんな 私も子供のころに感じたジレンマを思い出させてくれます(思い出したくないけど)
見終わったあと「あー、良かった」とか「面白かった」などというたぐいの映画ではありませんが、不思議に気にかかる映画でした。
次はジャッキー、行きますか!