例の作品賞騒ぎがあったせいか混んでました。
私も録画していたものをあとでじっくり見たのですが、封筒を開けた瞬間ウォーレン・ビーティ(昔人間だからベイティという呼び方になれない)の目が泳ぎ、スタッフに助けを求めるようなしぐさが見受けられましたが、じれたフェイ・ダナウェイにカードを見せたら「ラ・ラ・ランド」と言ってしまったんですね。最初読み違えた、みたいなことを言われたけど決してそうではない、二人こそいい迷惑だったと思います。
それはそれとして
この映画は古き良き時代のハリウッド映画に対するオマージュである!!
と私は思います。はっきりくっきりした色合い、決して新しくないダンス、確かに冒頭の渋滞のシーンには背中がゾクゾクしました。きっと映画に造詣が深い人、例えば淀川さんのような人が見たら「あ、ここのシーンは雨に唄えば、ここはバンドワゴン!」などと全部思い当たったのでしょうが、残念ながら私にはほとんどわかりませんでした。
この監督はシーンの切り替えに音をかぶせるのがお好きなようですな。そこらへんがドキッとします。
ただ、オーディションに落ちたミアが突然独り芝居のシナリオを書き始めるのがよくわかりませんでした。
昨日たまたま大好きな「シカゴ」をやっていたので見たのですが、やはりあそこら辺とはだいぶ違うミュージカルのようです。
ライアン・ゴズリングはあまり好きな俳優ではありませんが、最後まで良い男には見えてこなかったのが少々残念ではありました。