さて、翌日からMs.Mの別荘へ行くことになりました。
その前にローウェルとコンコードへ。
まずローウェルのニュー・イングランド・キルト・美術館へ。
ローウェルは昔は産業都市で、たくさんの工場がありました。しかし、徐々に衰退し、少しさびれた感じがしました。美術館の建物は元銀行だったビルで、周りはこんな色の建物がたくさんあります。
今回旅行して思ったのは、町によってその町の色合いが違うこと。ローウェルは特にこんな赤レンガ色の町でした。
美術館の内部は撮影禁止でした。そう大きな美術館ではないので、その時々のテーマに沿って展示されているそうです。私たちがいたときはブロードリーパース・キルトの特集でした。ブロードリーパースはあまり好きではないので少々落胆しましたが、中に1枚だけ和布を上手に使ったキルトがありました。黒留袖の柄を大胆に使ってありました。
ライブラリーでは古いキルト雑誌のセールをしていて、私は1冊60セントのを2冊買ってきました。
この後コンコードに移動、ルイザ・メイ・オルコットが住んだ家、オーチャード・ハウスに行きました。
ルイザ・メイ・オルコットは若草物語の作者です。子供のころ若草物と赤毛のアンは私の愛読書でした。
広い敷地の中に家と、父親が日曜学校として使っていた建物があります。
見学はガイド・ツアーのみですが、Ms.Mが日本語のガイド冊子を頼んでくれました。
外見は木の外壁ですが、これは保存のためで、実際は煉瓦作りのようです。
表から見るのと違って内部は意外に広く、その頃の人々の息遣いが聞こえてくるようです。
残念ながら日本語のガイドブックは大したことは書いてなかったので、ガイドさんの詳しいお話はあまり分かりませんでした。しかし、Ms.Mがよく聞いていて後でちょっと説明をしてくれました。小説の中では父親が戦争に従軍して病気になり帰ってくることになっていますが、実際に従軍したのは看護婦のルイザ・メイ・オルコットだったそうです。そして大病をして(多分肺炎ではないかと思います)帰宅するのです。
これで私が希望していたところはすべて終わり。またフリーウェイでボストン経由、ケープコッドへ向かいました。
ケープコッドにはMs.Mの別荘があります。橋を渡ると急に変わる景色に、私たちは「可愛い、かわいい」を連発でした。
では別荘の内部をちょっとご紹介。
2階のゲストルームその1
この部屋は他にダブルベッドが1台あります。
ゲストルームその2
このベッドと同じものがゲストルーム1にあります。
ゲストルーム2にはほかにソファベッドがありました。
夕方お留守番をしていたジェニーがMs.Cに連れられてやってきました。
ココで私たちは初めてMs.Cにお会いしたわけです。
夜は外から見たらレストランには見えない素敵なお家でお食事。食べ残しのブイヤベースからワインまでお持ち帰りしました。
明日は船でマーサス・ビニヤード島に渡る予定。
3色のベッドにわかれて休みました。