まず、キルト綿のお話。キルト芯とも言います。たいていポリエステル100%で厚手のものと薄手のものがあります。厚さはお好み。キルティングが初めての人は薄手のほうが縫いやすいかもしれませんが、厚手のほうがプクプク感が出ます。素材も綿100%のものもありますが、ミシンキルトする場合は良いのですが、手縫いだとキシキシして縫いにくいかもしれません。他に糊が付いていてアイロンで接着するもの、薄い網のようなものがついていて伸びないようになっているもの、など色々ありますがココはごく普通のキルト綿を用意してください。お店に行くと1メートルカットくらいのものを袋に入れて売っています。800円くらいです。某ユザワヤへ行くと、普通のキルト綿を「ドミットタイプ」として売っていますが、これがごく普通のキルト綿です。
玉結びは糸の端に針をおいて糸を2~3回ぐるぐる、そこを指で押さえて針を抜きます。
上の列の2枚を中表に合わせてマチ針で止めます。最初に両端にマチ針を刺して、のちに真ん中も押さえておくとよいでしょう。
さ、いよいよ縫います。マチ針の手前1~2針分に針を入れて抜きます。
抜いたら、最初に針を入れたところにもう一度戻ります。返し針ですね。
ちょっと分かりにくくてごめんなさい。そして印つけの鉛筆の上を縫っていきます。
針を抜いたらよく縫い目をしごいて、平らにしてください。
最後はマチ針の先、1~2針分余分に縫ったらまた返し針をします。
最後は玉止めです。
最後の針目に針を乗せて、また糸をグルグル、針を抜きます。
どうです?縫えたでしょ?
縫い終わったら縫い代を5ミリに切りそろえます。ここ、結構大切な作業。
縫い代を片倒しします。ミシンで縫う場合は開いてもよいのですが、どうしても弱くなります。
倒す方向は基本は色の濃いほう、または主役になるほう、目立たせたい方、といいます。でもここではそんなに気にする必要はありません。ここではピンクの側に倒しました。縫い目のところに指先を当てて押さえてやります。指アイロンといいます。もちろんココできちんとアイロンをかけるのが理想ですが、面倒でしょ?アイロンは縫い終わってからにしましょう。
上の段ができたら下の段も同じように縫います。
上下ができたら並べてみましょう。裏側はこうなります。
縫い代がお互い逆を向いてますね。正解です!
これを縫い合わせます。
やり方は同じです。大きさが2倍になった分マチ針ももっと必要になりますね。
真ん中の縫い代が集まったところは縫いにくいでしょうが、がんばってください。真ん中でひと針返し針をしてもいいでしょう。少々ずれても気にしないこと!ずれているところがまた、味です。慣れると合うようになります。