この映画は今まで知りませんでした。長崎で活動なさっているローズマリーさんのこはる日和のブログで知り、DVDを入手しました。
あるおばあさんが一人の映画監督に製作を依頼し、出来上がったものです。おばあさんの希望は「私が生きているうちに見せてください」。しかし、おばあさんのその願いはかないませんでした。でもおばあさんが映画を作ろうと思った思いは、少しずつ私たちに伝わってきていると思います。
かわいそうな場面も出ては来ます。しかし、淡々とした監督自らのナレーションのせいなのか、冷静に見ていられます。
色々な活動をしている人が出てきます、動物愛護センターの職員も出てきます。
動物に避妊手術をするのは人間のエゴではないか?という人。考えるとその通りですよね。みんなが自然に暮らしていける世界がいいですよね、でもそうはいかない。だから愛護センターがあって、毎日犬や猫を殺す役目の人がいる。動物が好きなのに「好きだからやれると思う。嫌いの人の手にかかるより、好きな僕がやったほうがいい」という人。映画の製作を依頼したおばあさんも含めて頭が下がります。
動物愛護の先進国・イギリスにしても殺処分はゼロではありません。「愛護センターがあるということは虐待があるということでしょ」という人もいました。
私は行き場のない猫3匹と同居して、いいことをしている気になっているけど、他には何もできてない。人にこういうことがあるよ、と話すことくらいしかできないので、あえて紹介しました。
私がDVDを見ている間、みかんは犬が出ている場面だけ一緒に見ていました。