という催しに参加してきました。
何を作るかというと、サンカ手袋、というものです。
スコットランドのサンカ地方の伝統編み物らしいです。黒と白のシェットランドウールを使い、総編みこみの5本指の手袋です。針は一般的な0号よりさらに細い、1.5ミリか1.75ミリの針を使います。0号針は2・1ミリです。
それをアリソン・トムソンさんという人が復刻したキットです。
何年か前からヴォーグファミリークラブのカタログで見ていたのですが、自分で出来上がるかどうか心配で買えませんでした。今回そのための一日セミナーが2000円で開催されるというので、通いなれた市ヶ谷のヴォーグビルに行ってきました。受講者は11人でした。
日本の編み物の編み方図はJIS記号というものであらわされ、記号の意味と編み方が分かれば編めるようになっています。ところがヨーロッパのそれは文章で書いてあるだけなのだそうです。以前販売されたキットは、その文章を日本語訳しただけのもので、そのキットを持ってこられた方も何人かいらっしゃいました。やはりわかりにくいようです。
今回はトムソンさんがきれいなチャート図の作ってくださったそうで、とてもわかりやすかったです。
先生は以前ヴォーグ学園の校長なさっていたベテランの先生。優しい語り口で褒め上手。ところどころジョークもちりばめて楽しい一日でした。
先生が見せてくださったのがチャート図をちょっと工夫したもの。「こういうのはあまりお見せしたくないのですが」とおっしゃっていたので出しませんが、私もそれを作るつもり。
私は手がきついので1.75ミリで編み始めました。
お昼休みをはさんで、色々見てもらいながら手首のイニシャルまで編めました。
「早ーい!職人芸みたい!!」とおほめいただきました。
ところが家に帰ってまた2センチくらい編めたのですが、やはり大きすぎたので全部ほどいてしまいました。
先生はひと組編むのに70時間くらいかかったそうです。ということは一日みっちり編んでも片方1週間くらいはかかりそう。正月には無理か・・・・・・・?