夫のたっての希望で見に行ってきました。
この映画を市ヶ谷へ持って行き、あの立派な建物の中で試写会をしてほしいものです。

軍事施設のないところへの無差別爆撃は国際法違反、それを犯したものは犯罪人。よって処罰した。という岡田資中将の言葉は理路整然。部下の行った事は、すべて上司である自分の責任、と昨今のお偉方に聞かせたい言葉が耳に痛い。
日本映画には珍しく、あまり感情的に演出していないところに好感が持てました。
ピカソのゲルニカの説明から始まって、無差別爆撃は国際法違反と決められ、それが段々なし崩しになっていって、最後広島と長崎で終わる空襲。その経過を実に事務的にナレーションしているのが竹之内豊と知って少々驚きました。
それにアメリカ側の検事役の俳優が、スティーブ・マックィーンによく似ていました。

映画の最後で、マッカーサー元帥に握りつぶされたが、岡田中将の下した命令は、犯罪ではなく、国際法にのっとったものだった、との意見書があったことで少しは救われる思いでした。

5日の水曜日に映画に行ったときと、まったく同じ劇場同じ席でした。
水曜日には映画が始まって5分も経たないうちに、私の右隣の女性が大きないびきをかきはじめ、非常に耳障りでしたが、今日も同じ!やはり右隣の女性がいびきをかいて寝ていました。たまらず肘掛に乗せた女性の腕を突っつくこと再三。いったい何のためにお金を払っているのでしょうか。寝るなら家で寝てください。